D A Y T R I P S

東京から鎌倉日帰り完全ガイド:電車ルート・寺社・しらす丼・江ノ島

JR横須賀線とEnoden、大仏・鶴岡八幡宮・報国寺の竹林・小町通り・しらす丼、江ノ島への延長プランまで。2026年版。

東京から鎌倉日帰り完全ガイド:電車ルート・寺社・しらす丼・江ノ島

すぐわかるポイント

  • 最速ルート:JR横須賀線で東京駅→鎌倉駅。57分、片道¥950。乗り換えなし。
  • Welcome Suicaをタッチするだけ。JRも江ノ電もこれ1枚で乗れる。
  • 朝9時に東京を出る。 寺社は16:30〜17:00に閉まる。観光には5〜6時間必要。
  • 定番コース:大仏(高徳院)→長谷寺→鶴岡八幡宮。これが王道ルート。
  • 予算:¥3,000〜¥5,000(交通費+拝観料+昼食)。
  • 最安ルート:小田急「江の島・鎌倉フリーパス」¥1,640(新宿発、往復+江ノ電乗り放題)。
  • 平日の午前がベスト。 週末の小町通りは身動きが取れない。平日11時前なら快適。
  • 穴場を攻める:大仏は混む。報国寺の竹林+浄妙寺+瑞泉寺を回れば人が少ない。
  • しらす解禁:4月〜12月。1月1日〜3月10日は漁期禁漁のため生しらすは食べられない。
  • 江ノ島延長:江ノ電で鎌倉→江ノ島(25分、¥310)。プラス2〜3時間を見込む。

この記事でわかること

できるようになること

  • 東京から鎌倉への3つのルートを比較して選べる
  • 大仏・鶴岡八幡宮・報国寺を効率よく回れる
  • 小町通りでのしらす丼の選び方がわかる
  • 時間が余れば江ノ島まで延長できる

⏱️ 所要時間: 5〜6時間(片道の移動: 約60分)

💰 費用: ¥3,000〜¥5,000(交通費+拝観料+昼食)

⚠️ 注意点:

  • 冬季は16:30で閉門する寺が多い——10時以降に東京を出ると時間切れになる
  • 1月1日〜3月10日は生しらす禁漁期間——ボイルしらすのみ
  • 週末の小町通りは歩けないほど混む

東京→鎌倉:3つのルート比較

鎌倉駅前の時計塔。ここが観光の起点になる

ルート1:JR横須賀線(迷ったらこれ)

東京駅 → 鎌倉駅

  • 所要時間: 57分、直通、乗り換えなし
  • 運賃: 片道¥950
  • 本数: 10〜15分間隔
  • 支払い: Suica・PASMO・きっぷ。JR Passも利用可。

もっともシンプルなルート。東京駅のJR横須賀線ホームから乗って、座って、着く。品川・横浜にも停車するので、どちらからでも乗車可能。

ルート2:JR湘南新宿ライン(新宿・渋谷から)

新宿駅 → 鎌倉駅

  • 所要時間: 直通で約60分(逗子行きのみ)、それ以外は大船で乗り換えて約75分
  • 運賃: 片道¥950
  • 本数: 逗子行きの直通は1時間に約2本
  • 落とし穴: 湘南新宿ラインの全列車が鎌倉に行くわけではない。逗子(ずし)行きだけが鎌倉に停まる。行き先表示を必ず確認すること。

ルート3:小田急電鉄(最安だが最遅)

新宿 → 藤沢 → (江ノ電)→ 鎌倉

  • 所要時間: 合計約90分(小田急急行で藤沢まで+江ノ電乗り換え)
  • 運賃: 片道¥920、または江の島・鎌倉フリーパス¥1,640(往復+江ノ電乗り放題)
  • 向いている人: 江ノ島も回りたい節約派

フリーパスは江ノ電に何度も乗る予定がある人には最強。小田急新宿駅の窓口で買える。

どのルートを選ぶ?

優先事項ルート理由
速さ+楽さJR横須賀線直通、速い、迷わない
新宿発で直通JR湘南新宿ライン同料金だが行き先を要確認
最安+江ノ島小田急+フリーパス¥1,640で全部入り

ポイント: Suicaに最低¥3,000はチャージしておく。JR・江ノ電・コンビニ・自販機で一日中使う。


おすすめルート:5〜6時間モデルコース

9:00に東京を出発。鎌倉着は10:00頃。効率の良い順番はこう。

スポット1:小町通り商店街(30分)

鎌倉駅の東口を出てまっすぐ。目の前の歩行者天国が小町通り——360メートルにわたって食べ歩きショップ、土産物屋、カフェが並ぶ。

やること:

  • 昼食はまだ食べない(しらす丼は後で)
  • 紫芋ソフトクリーム¥400は定番——数軒の屋台で売っている
  • 御守(おまもり)は寺社より安いショップもある

落とし穴: 週末・祝日は11:00を過ぎると身動きが取れなくなる。朝イチで通るか、帰りに寄る。

スポット2:鶴岡八幡宮(45分)

小町通りをまっすぐ歩くと、そのまま鶴岡八幡宮の参道に出る。

  • 拝観料: 無料
  • 時間: 6:00〜20:30(境内)、本殿エリアは冬季16:30まで
  • 概要: 1063年創建、鎌倉で最も重要な神社

参拝作法: 二礼→二拍手→祈り→一礼。賽銭は¥5硬貨がベスト(「ご縁」に通じる)。

撮影ポイント: 石段の最上部から振り返ると、段葛(だんかずら)の並木越しに海が見える。

スポット3:報国寺・竹の庭(60分)

鶴岡八幡宮からバス#23または#24で浄明寺(じょうみょうじ)バス停まで10分、¥220。または徒歩25分。

  • 拝観料: ¥300(竹林のみ)、抹茶セット付きは¥600
  • 時間: 9:00〜16:00(最終入場15:30)
  • 概要: 2,000本以上の竹が林立する臨済宗の禅寺

おすすめ: 抹茶セット(+¥300)は払う価値がある。竹林の中にある茶席で抹茶と干菓子をいただく。日本で過ごす最も静かな15分になる。

落とし穴: 最終入場は15:30であって16:00ではない。15:45に着いても入れない。厳格。

報国寺の竹林。日差しが差し込む2,000本の竹

スポット4:昼食——しらす丼(45分)

鎌倉駅方面に戻り(バスまたは徒歩)、駅周辺か小町通りで食べる。

何を頼むか:

  • しらす丼: 釜揚げ(ボイル)しらすをご飯に乗せたもの——¥1,000〜¥1,500
  • 生しらす丼: 生の透明なしらす——¥1,200〜¥1,800(季節限定)
  • ハーフ&ハーフ: 生と釜揚げが半分ずつ——迷ったらこれ

禁漁期間に注意: 1月1日〜3月10日は相模湾の禁漁期間で生しらすは獲れない。この期間はボイルまたは冷凍のみ。冬に行って「生しらすがない!」と落胆しないこと。ボイルでも十分うまい。

店選び: しらすや(鎌倉駅近く)、秋本(小町通り沿い)が定番。行列が長い店を避けても、しらすの質は変わらない。

スポット5:鎌倉大仏・高徳院(45分)

鎌倉駅から江ノ電で**長谷駅(はせ)**まで1駅、5分、¥200。

長谷駅から高徳院まで徒歩7分。

  • 拝観料: ¥300(大人)、¥150(小学生)
  • 胎内拝観: +¥50で大仏の中に入れる。中は空洞。
  • 時間: 8:00〜17:00(4月〜9月)、8:00〜16:30(10月〜3月)
  • 概要: 高さ13.35m、重さ121トンの阿弥陀如来坐像。1252年鋳造。もともと大仏殿の中にあったが、1498年の津波で殿堂が流され、大仏だけが残った。

見逃すな: 回廊内壁に掛けられた巨大な草鞋(わらじ)。長さ約1.8m、茨城県の子どもたちが定期的に編んで奉納している。

スポット6(任意):長谷寺(30〜45分)

高徳院から徒歩5分。時間があれば寄る価値あり。

  • 拝観料: ¥400
  • 時間: 8:00〜17:00(10月〜3月は16:30まで)
  • 見どころ: 展望台からの海の眺望、無数の小さな地蔵像、6月のアジサイ、洞窟内の石仏

やってはいけないこと

「昼から行けばいいや」

冬季の閉門は16:30。片道60分かかるので、12時に出れば着くのは13時。移動を含めると実質2時間半しかない。全然足りない。

正解: 朝9:00に東京駅を出る。遅くとも10:00。

「寺院間はタクシーで移動しよう」

鎌倉の道は狭い。週末は渋滞で動かない。徒歩10分の距離がタクシーだと20分かかることがある。

正解: 歩くか、江ノ電・バスを使う。鎌倉は徒歩の街。

「2月に生しらすを食べるぞ」

1月1日〜3月10日は禁漁期間。生しらすは物理的に存在しない。

正解: 4月〜12月に行くか、ボイルしらすを楽しむ。

「キャッシュレスだけで大丈夫」

小さな飲食店、寺社の拝観料窓口、御守販売所は現金のみの場所が多い。

正解: Suicaに加えて、¥3,000以上の小銭・小額紙幣を持っていく。


江ノ島延長プラン(+2〜3時間)

鎌倉の主要スポットを14:00までに回り終えたら、江ノ島を追加できる。

アクセス:

  • 江ノ電で鎌倉駅→江ノ島駅:25分、¥310
  • 江ノ島駅から江ノ島大橋を渡って島まで徒歩15分

江ノ島でやること:

  • 江島神社を参拝(無料、上り坂20分)
  • 江の島シーキャンドル展望灯台(¥500)
  • しらす料理の店で2度目のしらすを楽しむ
  • 島の最奥部・岩屋洞窟(¥500)
  • 夕陽を見る——晴れた日は富士山がシルエットで浮かぶ

帰りのルート: 江ノ電で鎌倉駅に戻りJRで東京へ。または小田急の片瀬江ノ島駅から新宿へ直行(約75分)。


持ち物チェックリスト

持ち物理由
Suica(¥3,000以上チャージ済み)JR・江ノ電・バス・コンビニ・自販機で使う
現金¥3,000〜¥5,000拝観料・小さな飲食店・食べ歩き
歩きやすい靴1日で10,000〜15,000歩。寺の参道は石畳でデコボコ。
水筒自販機は至る所にあるが、夏の鎌倉は暑い
折りたたみ傘海沿いは天気が変わりやすい

うまくいかない時

症状 原因 解決方法
江ノ電の改札でSuicaが通らない 残高不足 改札横のチャージ機で¥1,000以上チャージ
大仏が「拝観終了」と表示される 冬季は16:30閉門 次回は午前中に。閉門後の入場は不可。
メニューに「生しらす」がない 禁漁期間(1/1〜3/10)または悪天候 釜揚げしらす丼を注文。または海老天丼に切り替え。
報国寺行きのバスが見つからない 鎌倉駅のバスロータリーが分かりにくい 東口を出て右。5番乗り場からバス#23または#24。「浄明寺行きですか?」と聞く。
小町通りが混みすぎて歩けない 週末・祝日の午後 1本裏の並行する路地を使う。同じ店があり、人はほぼいない。

よくある質問

Q: JR Passは鎌倉だけのために買う価値がある?

A: ない。東京〜鎌倉の往復は¥1,900。JR Passは7日間で¥50,000。京都・大阪など新幹線の長距離移動と組み合わせない限り元は取れない。鎌倉だけならSuicaでタッチするだけでいい。

Q: 鎌倉と江ノ島を1日で回れる?

A: 回れる。朝9:00に東京を出れば、鎌倉の主要寺社を午前中に(3〜4時間)、午後に江ノ電で江ノ島へ(2〜3時間)。18:00〜19:00には東京に戻れる。

Q: ベストシーズンは?

A: 季節ごとに魅力がある。春(3〜4月): 鶴岡八幡宮の桜。初夏(6月): 長谷寺・明月院のアジサイ。秋(11〜12月): 円覚寺・報国寺の紅葉。冬: 混雑が少ないが、寺の閉門が早く生しらすもない。

Q: 鎌倉は車椅子で回れる?

A: 一部は可能。鎌倉駅にはエレベーターがある。高徳院(大仏)にはバリアフリールートがある。ただし、多くの寺社は石段で、スロープがない。報国寺の竹林は道幅が狭い。小町通りは平坦だが週末は混雑で通行困難。

Q: 小田急の「江の島・鎌倉フリーパス」は買うべき?

A: 新宿出発で、かつ江ノ電に何度も乗る予定がある場合だけ。¥1,640で新宿〜藤沢の往復+江ノ電乗り放題。東京駅出発ならJR横須賀線の方が速くてシンプル——Suicaだけでいい。


関連ガイド


まとめ

  1. JR横須賀線で東京駅から57分、¥950。 Suicaに¥3,000以上チャージして出発。乗り換えなし。
  2. 朝9時に出発。 冬季は16:30閉門。5時間以上は観光時間を確保する。
  3. しらす丼は4月〜12月が旬。 生しらすは禁漁期間(1/1〜3/10)に食べられない。現金も忘れずに。

次のステップ: Suicaの残高を確認して、明日の朝8時にアラームをセット。鎌倉は早起きした人にご褒美をくれる。


T O K Y O . H O W

東京のすべてを、ひとつずつ。

tokyo.howは、東京で暮らす・旅するすべての人のための実践ガイドです。 電車の乗り方からアパートの探し方、役所の手続きまで——都民目線で、ステップバイステップでお届けします。