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浅草・浅草寺の歩き方:参拝作法、おみくじ、混雑回避の完全ガイド
雷門から本堂まで正しい順路で歩く方法。お参りの手順、おみくじの引き方、仲見世の食べ歩き、常香炉の作法、年間3,000万人の混雑を避けるベストタイミング。
すぐわかるポイント
- アクセス: 銀座線 → 浅草駅1番出口。雷門まで徒歩1分。SuicaまたはWelcome Suica(旅行者向け、28日間有効、空港で購入可、iPhoneアプリも対応)でタッチ。
- 9時前に到着がベスト。浅草寺は年間約3,000万人が訪れる。もしくは17時以降 — ライトアップされた浅草寺をほぼ独り占めできる。
- 拝観無料。 境内は24時間開放。本堂:6:00〜17:00(4〜9月は18:00まで)。
- 予算¥500〜¥1,500: おみくじ¥100、お線香¥100、仲見世の食べ歩き各¥200〜¥500。
- 浅草寺は仏教のお寺。 神社ではない。柏手を打たない。参拝作法の違いは下記参照。
- リピーターのベストタイミング: 平日の朝9時前、または17時以降。無人のライトアップ雷門・宝蔵門は一見の価値あり。
- 季節の行事: 三社祭(5月第3週末)は東京最大級の祭り。ほおずき市(7月)、羽子板市(12月)もおすすめ。正月(1/1〜3)は3日間で約280万人 — 覚悟が必要。
- セットで回る: ホッピー通り(昼飲み)、かっぱ橋道具街(徒歩10分)、水上バスでお台場。
- 浅草はPayPayエリア。 小さな店や屋台はPayPay対応・カード不可が多い。現金も持参すること。
- 初詣のコツ: 元日に行くなら0時の除夜の鐘がおすすめ。混雑回避なら1月2〜3日の早朝。
浅草へのアクセス
雷門(Thunder Gate)— 浅草で最も写真に撮られるスポット。提灯の重さは約700kg。
電車で
| 路線 | 駅 | 雷門まで |
|---|---|---|
| 東京メトロ銀座線 | 浅草(1番出口) | 徒歩1分 |
| 都営浅草線 | 浅草(A4出口) | 徒歩2分 |
| 東武スカイツリーライン | 浅草 | 徒歩3分 |
| つくばエクスプレス | 浅草(場所が違う) | 徒歩8分 |
銀座線が最も便利。渋谷から約30分直通。上野から約5分。Suicaでタッチして乗車。
水上バスで
東京クルーズの水上バスは日の出桟橋(浜松町駅近く)から浅草まで約40分。片道¥1,000〜¥1,200。隅田川に架かる12の橋をくぐる風情あるルート。お台場からも運航。
ベストタイミング:いつ行くかが全てを決める
浅草寺の年間参拝者数は約3,000万人 — 世界で最も訪問者の多い宗教施設の一つ。タイミング次第で体験が全く変わる。
| 時間帯 | 混雑度 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 6〜9時 | ほぼ無人 | 写真撮影、静かな参拝、地元の参拝者を見られる |
| 9〜11時 | 適度 | 雰囲気と混雑のバランスが良い |
| 11〜16時 | ピーク | 仲見世の買い物(全店開店)。ただし肩がぶつかるレベル。 |
| 17〜21時 | 少ない | ライトアップ。 店は閉まるが、照らされた雷門・五重塔は絶景。 |
| 深夜 | 無人 | 境内24時間開放。静寂の浅草寺。ただし店・飲食店はなし。 |
意外なベスト:17時以降。 境内は約23時までライトアップ。混雑は消え、昼間とは全く違う写真が撮れる。本堂内部は見られないが、外観は完全にライトアップされている。本堂とおみくじは翌朝に。
順路ガイド:雷門から本堂まで
各スポットで「何をすべきか」を順番に解説する。
① 雷門(かみなりもん)
高さ3.9m、重さ約700kgの赤い大提灯がシンボル。門の両脇に風神(左)と雷神(右)の像。
やること:
- 写真を撮る。通りの向かい側から撮ると門全体が入る。
- 門をくぐって仲見世通りへ。
やらないこと:
- 門の前で5分間写真大会をして通行を塞がない。毎日何千人も通る場所。撮ったら移動。
② 仲見世通り(なかみせどおり)
約250メートル、約90店舗が並ぶ門前の商店街。江戸時代から続く。食べ歩きとお土産はここ。
食べるべきもの(各¥200〜¥500):
| 名前 | 何? | おすすめの店 |
|---|---|---|
| 人形焼 | あんこ入りのカステラ焼き。提灯型など。 | 木村家本店(1868年創業、最古の人形焼屋) |
| 揚げ饅頭 | 揚げた甘い饅頭。外カリッ、中もっちり。 | 浅草九重 |
| 雷おこし | おこし(ポン菓子)。浅草の定番土産。 | 常盤堂(1795年創業) |
| メロンパン | クッキー生地のパン。焼きたてがうまい。 | 花月堂(ジャンボメロンパン、常に行列) |
| きびだんご | きび団子にきな粉をまぶしたもの。 | 浅草きびだんご あづま |
注文フレーズ: 「これください」と指さす。ほとんどの屋台は現金のみ。¥1,000〜¥2,000の小銭・小額紙幣を用意。
お土産のコツ: 中国製のキーホルダーは飛ばして、雷おこし(本物の浅草土産)、手ぬぐい(和柄の手拭い)、手作り箸を買う。
平日午前の仲見世通り。昼過ぎには地面が見えなくなる。
③ 宝蔵門(ほうぞうもん)
2番目の大きな門。裏側を見上げると巨大なわらじ(藁草履)が吊り下がっている — 高さ4.5m、重さ各500kg。魔除けとされる。
くぐると本堂エリアへ。
④ 常香炉(じょうこうろ)— お線香の煙
本堂前の大きな青銅の香炉。最初の儀式的な行為。
やり方:
- 近くの賽銭箱に¥100を入れる(任意)
- 煙を自分の体に扇ぎかける — 治したい部位に向けて。頭痛なら頭へ。膝が痛いなら膝へ。
- これは民間信仰であり、宗教上の義務ではない。参加してもしなくても自由。
よくある間違い: 煙を深く吸い込まない。手でふわっと扇ぐだけ。
⑤ 本堂(ほんどう)— お参りの作法
浅草寺は仏教のお寺(寺)。神社(じんじゃ)ではない。柏手を打たない。
仏教寺院の参拝手順:
- 本堂の入口で一礼
- 賽銭箱の前に立つ
- お賽銭を入れる。 ¥5(ご縁と同じ音 → 縁起が良い)が伝統的。¥1、¥10、¥100でもOK。¥500を投げるのは単に高いだけ。
- 合掌(両手を合わせる。指をまっすぐ揃える)
- 頭を下げて静かに祈る
- もう一度一礼して下がる
❌ やってはいけない: 二拝二拍手一拝(二回お辞儀→二回柏手→一回お辞儀)。これは神社の作法。浅草寺は仏教寺院 — 柏手なし。
神社の参拝作法 → 神社の参拝方法
⑥ おみくじ — 運試し
おみくじは紙の運勢占い。浅草寺は**「凶」の割合が高い**ことで有名 — 約30%。他の寺社が10%程度に調整しているのに対し、浅草寺は伝統的な配分を維持している。
おみくじの引き方:
- 金属の箱に**¥100**を入れる
- 金属の筒を取り、振る。番号の書かれた棒が1本出てくる
- 棒の番号(漢数字)を確認
- 同じ番号の引き出しを開けて紙を1枚取る
- 運勢を読む
運勢ランキング:
| 運勢 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 大吉 | だいきち | 最高の運勢 |
| 吉 | きち | 良い運勢 |
| 半吉 | はんきち | まあまあの運勢 |
| 小吉 | しょうきち | 少し良い運勢 |
| 末吉 | すえきち | 将来良くなる |
| 末小吉 | すえしょうきち | 将来少し良くなる |
| 凶 | きょう | 悪い運勢 |
凶が出たら: おみくじ置き場の金属の棒に結びつける。「悪い運をお寺に置いていく」という意味。持ち帰らない。
大吉が出たら: 財布に入れてお守りにするか、結びつけるか — どちらでも自由。
英語の翻訳は浅草寺のおみくじの裏面に印刷されている。
浅草寺の先へ:参拝後に行く場所
ホッピー通り
浅草寺から西へ徒歩5分。屋外席の居酒屋が並ぶ通り。安い昼飲みが名物 — ビール、ホッピー(ビール風飲料)、焼き鳥(1本¥100〜)。午前中から営業。
「ホッピーセットください」で約¥500。テラス席で浅草の空気を味わう。
伝法院通り
江戸情緒のある静かな通り。伝法院庭園は春の特別公開時(例年3月中旬〜5月上旬)に入園できる。無料または¥300。
花やしき
日本最古の遊園地(1853年開業)。小さくてレトロでチャーミング。入園¥1,000、乗り物¥200〜¥500。ジェットコースターが建物の間を時速40kmで駆け抜ける。変わり種を求めるなら1〜2時間。
東京スカイツリー
浅草から徒歩20分またはバスですぐ。高さ634mの世界一高い電波塔。展望台350m(¥2,100)/ 450m(¥3,100)。日没前後に行くと昼と夜の両方の景色が見られる。
水上バスでお台場へ
浅草桟橋からお台場まで約70分(¥1,720)。隅田川を下り、レインボーブリッジをくぐる。のんびりした東京観光の締めくくりに。
やってはいけないこと — 浅草の落とし穴
❌ 間違い1:浅草寺で柏手を打つ
浅草寺は仏教のお寺。柏手は神社の作法。手を合わせて静かにお参りする。→ 神社の参拝方法
❌ 間違い2:週末の11〜15時に行く
仲見世通りの大混雑は本物。肩がぶつかりながら移動することになり、何も見られない。朝か夕方に行く。
❌ 間違い3:表参道しか歩かない
裏通り(ホッピー通り、伝法院通り、オレンジ通り)に本当の雰囲気がある。浅草寺は入口であって、浅草は街全体を探索する場所。
❌ 間違い4:現金を持っていない
仲見世の屋台と浅草の小さな飲食店は現金依存。PayPay対応の店もあるが、カード対応は少ない。¥3,000〜¥5,000は小銭・小額紙幣で持参。→ コンビニATM
❌ 間違い5:ライトアップを見逃す
昼だけ訪れて帰る観光客がほとんどだが、夕方以降のライトアップこそ最高。雷門・五重塔・宝蔵門が照らされ、人はほぼいない。夕食後にもう一度来る価値あり。
浅草で使えるフレーズ
| 場面 | フレーズ | 意味(英語) |
|---|---|---|
| 食べ歩きの注文 | 「これください」 | This one, please |
| 値段を聞く | 「いくらですか?」 | How much? |
| 写真を頼む | 「写真撮ってもらえますか?」 | Could you take my photo? |
| お礼 | 「ありがとうございます」 | Thank you |
| 食事前 | 「いただきます」 | Thanks for the food |
よくある質問
Q: 浅草寺の拝観料は?
A: 無料。境内は24時間開放。本堂は6:00〜17:00(4〜9月は18:00まで)。おみくじは¥100。入場料なし。
Q: 浅草でどのくらい時間を使う?
A: 浅草寺+仲見世:1〜1.5時間。ホッピー通り・裏通り追加:2〜3時間。スカイツリーも行くなら半日。「午前に浅草+午後にスカイツリー」が定番コース。
Q: 本堂の中は靴のまま入れる?
A: 入れる。本堂内は靴のまま。畳の部屋に入る場合のみ靴を脱ぐ(浅草寺では一般客はほぼ該当しない)。
Q: お寺と神社の違いは?
A: お寺(寺)は仏教 — 柏手なし、合掌して静かにお参り。神社(神社)は神道 — 二拝二拍手一拝。浅草寺はお寺。→ 神社の参拝方法
Q: 浅草寺と浅草神社は同じ?
A: 別物。浅草寺は仏教寺院(大きいほう)。浅草神社は隣接する神道の神社。両方見学できるが、参拝作法が異なる。浅草神社は本堂の東側すぐ。
関連ガイド
- 神社の参拝方法 — 神道の神社の作法(浅草寺とは異なる)
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