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日本の薬局・ドラッグストア完全ガイド:市販薬・処方箋・免税

ドラッグストアと調剤薬局の違い、市販薬の3分類、処方箋の4日ルール、マツモトキヨシの免税方法まで。外国人向けに徹底解説。

日本の薬局・ドラッグストア完全ガイド:市販薬・処方箋・免税

すぐわかるポイント

  • 頭痛・風邪・胃痛? 最寄りのマツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハ、サンドラッグへ。痛いところを指差せばスタッフが薬を勧めてくれる。処方箋不要。
  • ロキソニンS(日本最強の市販鎮痛剤)はカウンター奥。薬剤師に「ロキソニンSをください」と言う。
  • 免税ショッピングは観光エリアの主要ドラッグストアで可能(5,000円以上の購入)。パスポート持参。
  • 処方箋をもらった? 薬局(やっきょく)に4日以内に持っていく。期限切れは無効。クリニックのすぐ隣にあることが多い。
  • 自国の薬が見つからない? ブランド名が違う。一般名(例:「アドビル」ではなく「イブプロフェン」)を薬剤師に見せる。
  • 処方箋: 処方箋+保険証を持って薬局へ。自己負担3割。**「ジェネリックでお願いします」**と言えば薬代を節約。
  • お薬手帳を必ず持つ。 どの薬局でも無料。処方歴を記録し、飲み合わせを防ぐ。毎回持参。
  • 処方箋の有効期限は4日間(発行日含む)。先延ばしにしない。
  • 定期服用の薬がある? 医師に長期処方(最大90日分)を依頼すれば通院回数を減らせる。
  • ロキソニンS等の第1類医薬品はカウンター奥。薬剤師に一声必要。

この記事でわかること

できるようになること:

  • 旅行者がかかりやすい症状に合った市販薬を買える
  • 処方箋を日本の薬局で受け取れる
  • 日本のOTC医薬品3分類を理解できる
  • ドラッグストアで免税購入できる
  • 日本語が不安でも薬局を使いこなせる

⏱️ 所要時間: ドラッグストア購入5分 / 処方箋の調剤10〜20分

💰 費用: 市販薬500〜2,000円 / 処方薬(保険あり):薬代の3割

⚠️ よくある失敗:

  • 処方箋の4日ルールを忘れて期限切れ
  • ロキソニンSを棚から直接取ろうとする(薬剤師との相談が必要)
  • 自国と同じ薬がOTCで買えると思い込む(コデイン、プソイドエフェドリンは規制が厳しい)

ドラッグストア vs 調剤薬局:まったく別の場所

明るい日本のドラッグストア店内

外国人がほぼ全員混乱するポイント。日本には薬を売る場所が2種類あり、役割がまったく違う。

ドラッグストア調剤薬局(やっきょく)
何をする場所?小売店。CVSやBootsに化粧品店を合体させた感じ。小さな薬局。クリニックや病院のすぐ隣にある。
何を売っている?市販薬、化粧品、お菓子、飲料、日用品処方薬のみ(一部OTCも)
処方箋は?不要(OTC品)必要
主なチェーンマツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハ、サンドラッグ、ココカラファインクリニック隣の「薬局」
免税あり(観光エリア・5,000円以上)なし
営業時間9:00〜22:00(一部24時間)通常9:00〜18:00、日曜休み

判断基準: 頭痛・風邪・胃腸トラブル → ドラッグストア。医師の処方箋をもらった → 調剤薬局


市販薬(OTC):症状別おすすめ

日本の市販薬3分類

日本のOTC医薬品はリスクに応じて3段階に分類されている。すべてが棚から自由に取れるわけではない:

分類リスク購入方法代表例
第1類医薬品最もリスクが高い薬剤師との相談必須。カウンター奥。ロキソニンS、ガスター10、一部のアレルギー薬
第2類医薬品中程度のリスク棚に並んでいる。希望すれば薬剤師が説明。バファリン、パブロン、イブA
第3類医薬品低リスク自由に取ってレジへ。ビタミン剤、目薬、のど飴

第1類のポイント: 棚に空箱が置いてある。空箱をカウンターに持っていくと、薬剤師が簡単な説明をした上で実物を渡してくれる。薬剤師不在の時間帯(深夜のドラッグストアなど)は第1類は買えない。「薬剤師常駐」の表示を確認。

旅行者のための常備薬リスト

症状商品名分類価格目安備考
頭痛・痛みロキソニンS第1類~700円日本で一番人気の鎮痛剤。カウンターで。
頭痛(マイルド)バファリンA第2類~600円アスピリン系。棚から取れる。
頭痛(イブプロフェン)イブA第2類~600円イブプロフェン系。棚から取れる。
風邪パブロンゴールドA第2類~1,500円総合風邪薬。超定番。
胃痛太田胃散第2類~700円粉末タイプ。日本の定番胃薬。
下痢正露丸第2類~800円独特の匂いの生薬系。効く。
アレルギーアレグラFX第1類~1,400円海外のAllegraと同成分。カウンターで。
筋肉痛サロンパス第3類~500円貼るタイプの鎮痛パッチ。自由に取れる。
のどの痛みルルのどスプレー第3類~600円スプレーまたはトローチ。
目の疲れサンテFX ネオ第2類~500円クール系目薬。爽快感あり。

薬剤師への伝え方

方法1:指差す。 薬コーナーに行き、箱を指差す。スタッフがうなずいてレジで対応。第1類は空箱をカウンターへ。

方法2:症状を伝える。

「頭が痛いです」(ずつう) 「お腹が痛いです」(胃腸) 「熱があります」(発熱) 「風邪をひきました」(風邪全般) 「ここが痛いです」(痛い場所を指差しながら)

薬剤師が適切な薬のところまで案内してくれる。

方法3:スマホで見せる。 Google翻訳で「ibuprofen」「antihistamine」などを日本語に変換して画面を見せる。同成分の薬を探してくれる。


処方箋の受け取り:ステップバイステップ

クリニック隣の調剤薬局

日本では、クリニックで薬をもらうのではなく、紙の処方箋をもらって薬局で受け取る。

手順

ステップ1: クリニックで処方箋を受け取り退出。

ステップ2: 最寄りの薬局へ。クリニックの30秒圏内にほぼ確実にある。緑の十字か「薬局」の看板が目印。

ステップ3: 以下を提出:

  • 処方箋
  • 保険証(あれば)

ステップ4: 薬剤師に聞かれる:

「お薬手帳はお持ちですか?」

持っていなければ「ありません」と答える。無料でもらえる。

ステップ5: 10〜20分待つ。薬剤師が調剤。

ステップ6: 薬剤師が用法を説明:

「1日3回、食後に飲んでください」

よくある用法の表記:

表記意味
1日1回1日に1回
1日2回1日に2回
1日3回1日に3回
食前食事の前
食後食事の後
寝る前就寝前
1回1錠1回につき1錠
1回2錠1回につき2錠

ステップ7: 支払い。保険あり:薬代の3割。保険なし:全額。

4日ルール

処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間。 月曜に発行されたら木曜が期限。過ぎたら無効。新たにクリニックを受診して処方箋を再発行してもらう必要がある。先延ばしにしない。

節約術:ジェネリックを指定

薬局のカウンターで:

「ジェネリックでお願いします」

後発医薬品(ジェネリック)は先発品の30〜80%安く、効果は同等。法律上、薬剤師はジェネリックがあれば提案する義務がある。積極的に指定して節約を。


落とし穴:日本で買えない薬

自国ではOTCで買えるのに、日本では処方箋必須または持ち込み禁止の薬がある:

日本での扱い対処法
アデロール、リタリン(ADHD治療薬)持ち込み禁止。 アンフェタミン/メチルフェニデートは規制対象。渡航前に医師に代替薬を相談。日本には持ち込めない。
コデイン(強力)処方箋必須一部の風邪薬に微量含まれるが、強力なコデインは処方のみ。
プソイドエフェドリン(スーダフェド)制限あり一部の風邪薬に低用量で含まれるが、高用量版は日本にない。
メラトニンOTC販売なし自国から持参(個人使用の合理的な量ならOK)。
経口避妊薬(ピル)処方箋必須日本の婦人科を受診。ドラッグストアでは買えない。
イブプロフェン高用量(400mg+)処方箋必須日本のOTCイブプロフェンは低用量(150〜200mg)。高用量は医師の処方。

常用薬がある場合: 旅行日数分+予備を持参。英語の医師の手紙(薬名・用量・理由)を携帯。厚労省の規制物質リストを事前確認。


ドラッグストアの免税ショッピング

ドラッグストアの免税カウンター

主要ドラッグストアチェーンで免税(消費税10%免除)が利用できる。

条件:

  • 非居住者(観光ビザ)
  • パスポート持参(購入記録を添付)
  • 1店舗・1回の会計で5,000円以上(税抜)
  • 注意: 2026年11月から日本の免税制度が出国時還付方式に変更予定。それまでは現行のレジ免除方式。

免税対応の主要ドラッグストア:

チェーン名主な店舗エリア免税多言語対応
マツモトキヨシ渋谷・新宿・銀座・浅草ありあり(観光店舗)
ウエルシア全国3,000店以上一部店舗限定的
ツルハ全国一部店舗限定的
サンドラッグ新宿・渋谷・上野あり一部店舗
ココカラファイン主要駅一部店舗限定的
ドン・キホーテ観光スポットありあり

おすすめ: 渋谷センター街のマツモトキヨシ、新宿歌舞伎町店が最も外国人フレンドリー。多言語スタッフ、英語のPOP、免税カウンター完備。公式サイトやアプリのクーポン提示で追加3〜7%割引も。

旅行者がまとめ買いすべきもの: 日焼け止め(アネッサ、ビオレUV)、シートマスク(ルルルン)、リップクリーム(メンソレータム)、サロンパス、目薬(ロート)。自国より大幅に安い。


お薬手帳:無料の処方歴トラッカー

お薬手帳はどの薬局でも無料でもらえる手帳。処方を受けるたびに薬剤師がシールを貼ってくれる:

  • 薬の名前
  • 用量
  • 処方日
  • 処方医名

なぜ重要か:

  • 飲み合わせの危険を防ぐ
  • 緊急時に医師が服薬歴を即座に確認できる
  • クリニックを変えた時に正確な処方ができる
  • 節約にもなる: お薬手帳を持参し、同じ薬局を利用すると調剤料が若干安くなる

初回の薬局訪問でもらう。忘れても処方箋は調剤してもらえる — 後で貼るシールを渡される。


うまくいかない時

問題原因解決方法
「薬剤師が不在です」と言われた 深夜帯。第2類・第3類は売れるが、第1類は薬剤師不在では販売不可。 日中(9:00〜18:00)に出直すか、「薬剤師常駐」の大型ドラッグストアを探す。
処方箋の期限が切れた 4日以内に薬局に行かなかった クリニックに戻って新しい処方箋を発行してもらう。再診料が必要。
自国で飲んでいる薬が見つからない ブランド名が国ごとに異なる 一般名(化学名)を薬剤師に見せる。Google翻訳で変換。または英語対応クリニックを受診し、日本の同等品を処方してもらう。
保険なしで薬代が高い 一部の処方薬は100%負担だと高額 ジェネリックを指定。または医師に安い代替薬を相談。領収書を旅行保険に請求。
薬剤師と英語でコミュニケーションできない 薬剤師の英語力は限定的 Google翻訳のカメラモードで薬箱をスキャン。または症状を日本語でスマホに表示して見せる。

よくある質問

Q:抗生物質は処方箋なしで買える?

A: 買えない。日本では抗生物質は処方箋必須 — 例外なし。一部の国ではOTCで買えるが、日本は違う。必要だと思ったら、まず医師の診察を受ける。


Q:タイレノール(アセトアミノフェン)は日本にある?

A: ある。薬局ではカロナール(処方薬)、ドラッグストアではタイレノールA(市販薬)として販売。有効成分はアセトアミノフェン。タイレノールAは第2類で棚から取れる。


Q:自国の処方薬を日本に持ち込める?

A: 個人使用なら1ヶ月分まで特別な許可なしで持ち込み可能。2ヶ月分までなら薬監証明(厚労省への事前申請)が必要。一部の物質は完全に禁止(アンフェタミン、特定のオピオイド)。渡航前に厚労省のサイトで確認。英語の医師の手紙を携帯。


Q:ドラッグストアは夜遅くまで開いている?

A: チェーンの多くは21:00〜22:00閉店。ウエルシアやドン・キホーテの一部店舗は24時間営業。コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミマ)でも絆創膏、のど飴、軽い風邪薬は24時間買えるが、品揃えは限定的。


Q:薬剤師におすすめを聞くには?

A: 痛いところを指差して:

「おすすめの薬はありますか?」

または直接:

「風邪の薬をください」(風邪薬) 「頭痛薬をください」(頭痛薬) 「胃薬をください」(胃薬)


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