E S S E N T I A L
東京トラブル即応ガイド
パスポート紛失、病院受診、自然災害、忘れ物、警察届出など、トラブル発生時の対処法。
すぐわかるポイント
- 警察: 110(無料、どの電話からでも可)。救急・消防: 119。
- パスポート紛失: まず警察に届出(受理番号を取得)、同日中に大使館・領事館に連絡。
- 病院: 119番で救急車、または多言語医療相談:AMDA 03-6233-9266。
- 地震: 身を低くし、頭を守る。外に飛び出さない。スマホのJ-Alertの指示に従う。
- 忘れ物: 最寄りの駅事務室または交番(こうばん)に届出。東京の忘れ物返却率は驚くほど高い。
緊急電話番号
これらは必ず覚えておきましょう。SIMなしの端末やロック画面からでも発信できます。
| 番号 | サービス | いつ電話するか |
|---|---|---|
| 110 | 警察 | 犯罪、事故、深刻なトラブル |
| 119 | 救急・消防 | 医療緊急、火災 |
| 118 | 海上保安庁 | 海での緊急事態 |
| #7119 | 医療相談 | 救急車を呼ぶべきか迷った時 |
| 03-6233-9266 | AMDAヘルプライン | 多言語での医療支援 |
| 0570-064-401 | よりそいホットライン | 相談窓口、24時間対応 |
110番や119番に電話する際、オペレーターが日本語のみの場合があります。場所をはっきりゆっくり伝えてください。GPS付きの携帯電話なら位置情報が自動送信されます。
パスポートの紛失・盗難
旅行者が最もよく遭遇する深刻なトラブルです。迅速に行動しましょう。
ステップ1:まず徹底的に探す(最初の30分)
ホテルの客室金庫、全てのバッグ、ポケット、直前に立ち寄った場所を確認。ホテルのフロント、レストラン、お店に問い合わせる。タクシーに乗った場合はタクシー会社に連絡。
ステップ2:警察に届出
最寄りの警察署(けいさつしょ)または交番(こうばん)に行きます。
持っていくもの:
- 残っている身分証明書(運転免許証、クレジットカード、パスポートのコピー)
- ホテルの名前と住所
- 紛失した場所と時間の説明
受理番号(じゅりばんごう)入りの届出証明書がもらえます。大使館で必要ですので保管してください。
ステップ3:大使館・領事館に連絡
同日中に連絡してください。東京の主要大使館は24〜48時間以内に緊急渡航書類を発行できます。
東京の主要大使館:
| 国 | 電話番号 | 所在地 |
|---|---|---|
| アメリカ | 03-3224-5000 | 赤坂 |
| イギリス | 03-5211-1100 | 一番町 |
| オーストラリア | 03-5232-4111 | 三田 |
| カナダ | 03-5412-6200 | 赤坂 |
| フランス | 03-5798-6000 | 南麻布 |
| ドイツ | 03-5791-7700 | 南麻布 |
| 韓国 | 03-3452-7611 | 南麻布 |
| 中国 | 03-3403-3388 | 元麻布 |
必要なもの:警察の受理番号、パスポート写真(証明写真)、手持ちの身分証明書、国籍を証明する書類、手数料(国により異なる)。
注意:日本では外国人はパスポートの常時携帯が義務付けられています。紛失届の控えが再発行までの代替書類になります。
医療緊急事態
救急車を呼ぶべき場合(119番)
以下の場合に119番を:
- 胸の痛み、呼吸困難、大量出血
- 意識喪失、けいれん
- 重度のアレルギー反応
- 重傷
電話では「救急車お願いします」と伝え、場所を告げてください。
日本の救急車は無料です。ただし、病院での治療費は請求されます。
病院・クリニックへの受診
緊急でない場合(発熱、軽い怪我、腹痛):
- まず**#7119**に電話して医療相談(東京では英語対応あり)。
- AMDAヘルプライン(03-6233-9266)で多言語の医療機関紹介。
- Google Mapsで「英語対応 クリニック 東京」と検索。
詳しくは病院の見つけ方をご覧ください。
健康保険
旅行保険に加入している場合は保険証書を持参。日本では診察時に支払いが必要です。先に自己負担で支払い、後から保険会社に請求します。保険なしでのクリニック受診は¥5,000〜10,000程度。救急外来は¥30,000〜100,000以上になることも。
薬局(やっきょく)で市販薬が購入できます。薬局の利用方法も参照してください。
自然災害
地震(じしん)
日本では地震が頻繁に起きます。ほとんどは軽微で気づかない程度です。大きな地震の場合:
- 身を低くし、机の下に入り、脚をつかむ。 頭を守ってください。
- 揺れている間は外に飛び出さない — 落下物が最大の危険です。
- 揺れが収まったら、火の元を確認し、ドアや窓を開けて閉じ込められないようにする。
- スマホを確認 — J-Alertが日本語と英語で自動的に警報を送信します。
- 海岸近くで強い揺れを感じたら、直ちに高台へ移動してください(津波のリスク)。
NHK Worldアプリで英語のリアルタイム災害情報が確認できます。
台風(たいふう)
台風シーズンは6月〜10月。暴風雨時は電車が運休することがあります。鉄道各社のウェブサイトやアプリで運行状況を確認。室内にとどまり、事前に食料と水を確保してください。
電車が止まった場合
災害時は電車が運転見合わせになることがあります。対処法:
- 駅で待つ — 通常は数時間で運転再開。
- 乗換アプリ(NAVITIME、Google Maps)で代替ルートを確認。
- 大規模災害時は指定避難所(ひなんじょ)が開設されます。
忘れ物・落とし物
東京の忘れ物返却率は世界トップクラスです。
電車内での忘れ物
- すぐに駅事務室(えきじむしつ)に届け出る。
- 品物の特徴、路線、時間、車両番号(わかれば)を伝える。
- 忘れ物は駅で1〜3日保管された後、中央の遺失物センターに移送されます。
- JR東日本忘れ物問い合わせ:050-2016-1601
路上での落とし物
- 最寄りの交番(こうばん)に届け出る。主要な交差点付近にほぼ必ずあります。
- 遺失届(いしつとどけ)を提出。
- 誰かが拾っていれば、すでに交番に届いている可能性があります。
- 数日後、届出のない物品は警視庁遺失物センターに移されます。
タクシーでの忘れ物
- レシートを確認(タクシー降車時は必ずレシートを受け取ってください。会社名と車両番号が記載されています)。
- タクシー会社に直接電話する。
- レシートがない場合は最寄りの交番に届け出る。東京のタクシー運転手は忘れ物を届け出るのが一般的です。
法的トラブル
警察に呼び止められた場合
外国人はパスポート(在留者は在留カード)の提示を求められることがあります。これは日本の法律で認められています。丁寧に対応し、身分証を見せれば、通常すぐに終わります。
法的支援が必要な場合
- よりそいホットライン: 0570-064-401(多言語、24時間)
- 法テラス(法律相談): 0570-078-377(多言語対応)
- 英語対応の弁護士の紹介は大使館に相談。
緊急時の通信手段
- NHK World(アプリまたはnhk.or.jp/world) — 英語のニュースと災害情報。
- Safety Tipsアプリ(観光庁提供) — 多言語の災害アラート。
- J-Alert — 対象地域のすべての携帯に自動で警報を送信。
- 無料Wi-Fi — 大規模災害時、コンビニや公共施設で「00000JAPAN」の無料Wi-Fiが開放されます。
うまくいかない時
日本語が話せなくて困っている場合 よりそいホットライン(0570-064-401)に電話すれば多言語サポートが受けられます。主要駅の観光案内所(TIC)でも多言語対応を行っています。
クレジットカードが盗まれた場合 すぐにカード会社に電話してカードを停止。その後、最寄りの交番で盗難届を提出してください。
お金が足りなくなった場合 大使館で緊急資金の援助を受けられる場合があります(贈与ではなく貸付)。セブン銀行ATMはほとんどの海外カードに対応しており、ATM側の手数料はかかりません。
携帯電話をなくした場合 iPhoneを探す/Androidを探す機能で位置を確認してみてください。見つからなければ警察に届出。電車内でなくした場合は駅に届けられている可能性が高いです。