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新宿の夜を楽しむ完全ガイド:ゴールデン街・歌舞伎町・思い出横丁・居酒屋

ゴールデン街のマナーとチャージ料金、歌舞伎町の安全な歩き方、思い出横丁の焼き鳥、カラオケチェーン、終電時刻まで。

新宿の夜を楽しむ完全ガイド:ゴールデン街・歌舞伎町・思い出横丁・居酒屋

すぐわかるポイント

  • 18時に思い出横丁(西口)で焼き鳥 → 20時にゴールデン街(東口側)でバー巡り → カラオケ → 終電。これが王道コース。
  • ゴールデン街のチャージ: ¥300〜¥1,000/人。ぼったくりではなく、日本全国共通の席料(お通し込み)。ドリンクは¥500〜¥1,000。
  • 歌舞伎町の鉄則: 路上キャッチ(客引き)には絶対についていかない。目を合わせず通り過ぎる。まともな店はキャッチを使わない。
  • 終電: JR山手線の新宿発は約0:20〜0:30。0時にアラームを設定する。乗り遅れるとタクシー¥3,000〜¥8,000+。
  • 現金を持つ: ゴールデン街・思い出横丁はほぼ現金のみ。¥10,000〜¥15,000あれば一晩十分。
  • ゴールデン街は常連になるのがコツ。気に入った2〜3軒に通えば、ママやマスターが顔を覚えてくれる。チャージが下がることもある。
  • 思い出横丁は平日19時前に行けば確実に座れる。週末20時以降は立ち飲み状態。
  • 東急歌舞伎町タワーが2023年にオープン。Zepp Shinjuku(ライブ)、namcoゲームセンター、109シネマズプレミアム、レストラン街まで入った正規の大型施設。
  • チェーン居酒屋: 鳥貴族(¥360均一)、金の蔵、魚民、和民。終電後も4〜5時まで営業。PayPay使える店が多い。
  • 始発は5時頃。漫画喫茶(快活CLUB)のナイトパック¥1,500〜¥2,500で始発まで待てる。

この記事でわかること

わかること:

  • ゴールデン街の入り方、チャージ相場、外国人OKの店
  • 歌舞伎町で安全なエリアと避けるべきエリア
  • 思い出横丁のおすすめ焼き鳥と注文方法
  • カラオケチェーンの料金比較と飲み放題プラン
  • 終電時刻と乗り遅れた時の対処法

⏱️ 所要時間: 4〜6時間(夕方〜深夜)

💰 予算: ¥5,000〜¥15,000(飲む量による)

⚠️ 注意:

  • 歌舞伎町の客引きには絶対についていかない
  • ゴールデン街の「会員制」の店には入らない
  • 終電(約0:30)を逃すとバックアッププランが必要

新宿の夜:エリアマップ

ネオンに照らされた新宿の夜の街並みと濡れた路面への反射

新宿駅を挟んで、夜のエリアは2つに分かれる。

西口側:

  • 思い出横丁 — 焼き鳥の横丁。食事メイン。18〜21時がベスト。

東口側(歌舞伎町方面):

  • ゴールデン街 — 200軒以上の小さなバー。会話とお酒の文化。
  • 歌舞伎町 — 日本最大の繁華街。カラオケ、ゲーセン、飲食店、クラブ、そして風俗街。
  • 居酒屋エリア — 靖国通り沿いと裏手にチェーン・個人の居酒屋が密集。

思い出横丁(西口)からゴールデン街(東口側)までは、駅構内を通って徒歩10分、外を回ると15分。


思い出横丁:夜の始まりはここから

思い出横丁の狭い路地、焼き鳥の煙が立ち上り赤提灯が並ぶ

思い出横丁(おもいでよこちょう)は新宿駅西口を出てすぐ、約80軒の小さな飲食店が詰まった横丁。ほとんどの店がカウンター6〜10席。炭火の煙と焼き鳥の匂いが目印。

何を食べるか

料理価格特徴
焼き鳥¥150〜¥300/本つくね(鶏団子)とねぎま(もも肉+ネギ)が定番
もつ焼き¥150〜¥250/本内臓の串焼き。ハツ(心臓)が初心者向け
ラーメン¥800〜¥1,000横丁内のすごい煮干ラーメン凪が有名。濃厚煮干し
ビール¥500〜¥700生ビール。アサヒ、キリン、サッポロは店による
日本酒/焼酎¥400〜¥700おすすめを聞くなら「おすすめは?」でOK

注文の仕方(外国人向け)

英語メニューがない店が多い。こう言えば通じる:

「すみません」 → 店員を呼ぶ 隣の人が食べてるものを指して 「あれと同じものください」 焼き鳥5本なら: 「焼き鳥、5本ください」 ビールなら: 「生、ひとつ」

支払い: ほぼ現金のみ。カード使える店は少数。

いつ行くか

  • 19時前: 余裕で座れる
  • 19〜21時: ピーク。待つか立ち飲み
  • 22時以降: 空いてくる。23時で閉まる店も、深夜まで開いてる店もある

予算目安: ¥2,000〜¥3,500/人(食事+ドリンク2〜3杯)。


ゴールデン街:200軒のバー迷路

ゴールデン街の細い路地、2階建ての小さなバーの明かりが並ぶ

ゴールデン街は6本の狭い路地に200軒以上のバーがひしめく。各店5〜8席。戦後の木造建築、ネオン、そして1平米あたりの個性密度は東京一。

チャージ料金(席料)の仕組み

ほぼすべてのバーでチャージ(席料)¥300〜¥1,000がかかる。これにはお通し(小鉢)が含まれる。日本全国の飲食店で一般的な制度であり、ぼったくりではない。

バーのタイプチャージドリンク価格2杯飲んだ合計
リーズナブル系¥300〜¥500¥500〜¥700¥1,300〜¥1,900
標準的なバー¥500〜¥800¥700〜¥1,000¥1,900〜¥2,800
テーマバー/高級系¥800〜¥1,000¥800〜¥1,200¥2,400〜¥3,400

1軒あたり¥2,000〜¥3,500(2〜3杯)が目安。

入れる店の見分け方

ゴールデン街のすべてのバーが一見さんを歓迎しているわけではない:

✅ 入ってOK:

  • 英語の看板やメニューが外に出ている
  • ドアが開いていて中が見える
  • バーテンダーが目を合わせてうなずく
  • 「Welcome」や「観光客歓迎」の表示

❌ 入らない方がいい:

  • 「常連のみ」「会員制」の表示
  • ドアが閉まっていて窓がない
  • マスター/ママが目を合わせない、手で断る
  • メニューや料金表が見えない

「会員制」の表示は尊重する。 常連で成り立つ店。無理に入ると全員が不快になる。

外国人歓迎で知られるバー

  • Albatross G — 2階建て、ゴシック風の内装。グループOK。英語対応。チャージ¥700
  • Deathmatch in Hell — ホラー/パンクのテーマバー。ドクロの装飾。フレンドリー。チャージ¥500
  • La Jetée — フランス映画の名前。アート系の客層。オーナーは英語とフランス語を話す
  • OPEN BOOK — 文学バー。壁一面の本棚。静かで知的
  • bar plastic model — プラモデルバー。ガンプラだらけ。オーナーが嬉しそうに解説してくれる

ゴールデン街のマナー

  1. 店内の写真は必ず許可を取る。「写真撮ってもいいですか?」と聞く
  2. 他の客を撮らない — 特に常連はプライバシーを重視する
  3. 最低1杯は注文する。小さな店の席を無料で占領しない
  4. 路地で立ち止まらない。幅1mもない通路をふさがない
  5. 1軒に2杯は飲む。ハシゴしすぎない。会話がこの街の醍醐味
  6. 1人か2人で行くのがベスト。4人以上はほとんどの店に入れない

いつ行くか

  • 20〜21時: バーが開き始める。到着のベストタイミング
  • 22時〜0時: ピーク。活気がある
  • 0時以降: 3〜5時まで営業する店もあるが、客は減る
  • 20時前: ほとんどの店は閉まっている

歌舞伎町:安全ガイド

歌舞伎町の明るいネオン看板とアーチ型の門

歌舞伎町は日本最大の繁華街。カラオケ、ゲーセン、映画館、飲食店、クラブ、ラブホテル、ホスト/キャバクラが集まる。メインストリートは安全で明るい。裏路地は判断力が必要。

安全なスポット

  • 東急歌舞伎町タワー — 2023年開業。48階建て。Zepp Shinjuku(ライブ会場)、namcoゲームセンター、109シネマズプレミアム、ホテル、レストラン街。正規の商業施設。
  • カラオケチェーン — カラオケ館、ビッグエコー、ジョイサウンド、まねきねこ。メイン通り沿い。安全。
  • ゲームセンター — SEGA、タイトーステーション。清潔、明るい。
  • チェーン居酒屋 — 鳥貴族、和民、金の蔵。料金明確。
  • ドン・キホーテ新宿 — 靖国通り沿い。24時間営業。旅行者は免税ショッピング可。

避けるべきもの:客引き

客引き(キャッチ)は歌舞伎町最大のリスク。 仕組みはこう:

  1. 路上で声をかけてくる。「いい店ありますよ」「安いですよ」
  2. 無許可のバーに連れていかれる。ドリンク1杯¥5,000〜¥50,000
  3. 会計で¥30,000〜¥100,000以上の請求
  4. 脅して支払わせようとする

ルール: 路上で声をかけてくる人にはついていかない。 「結構です」すら言わなくていい。目を合わせず通り過ぎる。まともな店はキャッチを使わない。

ぼったくりバーの手口

  1. キャッチが「安い」バーに案内する
  2. メニューや料金表がない
  3. 女性が隣に座り、高額ドリンクをあなたのツケで注文
  4. 会計: ¥50,000〜¥200,000
  5. 出口を塞いで支払いを迫る

対処: 110番(警察)に電話する。新宿警察署は歌舞伎町の中にある。2024年の改正条例で客引き行為への罰則が強化された。詐欺的な請求に応じる義務はない。


ロボットレストラン:閉店済み → 代替は?

有名なロボットレストランは2020年7月に完全閉店。再開の予定はない。

後継: 同じ場所でサムライレストランタイムが営業中。侍とダンサーによるパフォーマンスショー。チケット¥9,000〜¥10,000(食事・ドリンク込み)。事前にオンライン予約。

その¥10,000の使い方: ショーレストランより、ゴールデン街3〜4軒 + 思い出横丁の夕飯に使った方がいい。本物の東京の夜を体験できる。


カラオケの使い方

新宿のカラオケビルのカラフルなLED看板

日本のカラオケは個室制。ステージで歌うのではなく、部屋を借りて仲間と歌う。

新宿のカラオケチェーン

チェーン料金(1人/1時間)飲み放題特徴
カラオケ館¥300〜¥600あり(¥1,500〜)映画「ロスト・イン・トランスレーション」のロケ地(三丁目店)
ビッグエコー¥400〜¥700あり(¥1,800〜)清潔で広い部屋。フリードリンクバーあり
ジョイサウンド¥300〜¥550あり(¥1,500〜)英語曲のラインナップが最も充実
まねきねこ¥200〜¥450あり(¥1,200〜)最安。食べ物・飲み物の持ち込みOK

部屋の取り方

  1. 店に入る。平日夜は予約不要。金・土の22時以降は待つことがある。
  2. 受付で: 「2名、2時間で」
  3. 部屋番号とタブレット(ドリンク注文用)をもらう
  4. 飲み放題(のみほうだい) = ¥1,500〜¥2,500/人(2時間)。ほぼ確実にお得。
  5. カラオケ機の英語曲: 言語ボタン(地球マークのアイコン)を押す。曲名やアーティスト名で検索。

予算: ¥2,000〜¥4,000/人(飲み放題2時間)。

カラオケのコツ

  • ピーク料金: 金・土の22時以降は通常の2〜3倍。19時前が最安。
  • フリータイム: 深夜〜5時で¥1,500〜¥2,500の時間無制限プランあり。終電を逃した時に最適。
  • ひとカラ: 1人カラオケは日本では普通。専用料金設定がある店も。

居酒屋チェーン:安くて遅くて安心

チェーン予算/人営業時間ポイント
鳥貴族¥2,000〜¥3,000〜4:00全品¥360均一。鶏肉専門。新宿で最高のコスパ
金の蔵¥2,000〜¥3,500〜5:00¥299メニューあり。タッチパネル注文
魚民¥2,500〜¥4,000〜5:00海鮮メイン。刺身が良い。飲み放題¥1,500〜
和民¥2,500〜¥4,000〜5:00メニュー豊富。英語メニューあり

居酒屋の注文方法は居酒屋ガイドを参照。

お通し(¥300〜¥500/人) は注文していなくても自動的に出てくる。席料込みのシステムで、ぼったくりではない。


終電:逃すな

新宿駅の終電はおおむね0:20〜0:35。そこから始発の5:00まで電車はない。

主要路線の終電時刻(目安)

路線方面平日終電金・土終電
JR山手線(内回り)渋谷→品川方面約0:26約0:56
JR山手線(外回り)池袋→上野方面約0:29約0:59
JR中央線吉祥寺→三鷹方面約0:35約1:05
東京メトロ丸ノ内線池袋/荻窪方面約0:12約0:12
都営大江戸線各方面約0:08約0:08

0時にアラームを設定。 駅まで歩いてホームに着くまで20〜30分見る。新宿駅は迷路 — 新宿駅ナビを参照。

Suicaがあれば改札を素早く通れる。訪日旅行者は空港でWelcome Suica(28日間有効・デポジット不要)を入手。


終電を逃した場合

毎晩、新宿で何千人もが終電を逃す。慌てなくていい。

選択肢1: カラオケのフリータイム(コスパ最強)

まねきねこやカラオケ館で0時〜5時のフリータイムプラン。¥1,500〜¥2,500/人。部屋・ドリンク付き。曲の合間に仮眠可能。

選択肢2: 漫画喫茶/ネットカフェ

快活CLUB(新宿東口近く)。リクライニングシート、シャワー、フリードリンク、漫画読み放題。ナイトパック(0時〜8時): ¥1,500〜¥2,500。フラットシートが楽。

選択肢3: カプセルホテル

ナインアワーズ新宿安心お宿は駅近の清潔なカプセルホテル。ウォークイン: ¥3,000〜¥5,000。シャワー・ロッカー付き。金・土は1時までに予約を。

選択肢4: タクシー

新宿から主要エリアへのタクシー代:

  • 渋谷: 約¥1,500〜¥2,000
  • 池袋: 約¥2,000〜¥3,000
  • 東京駅: 約¥3,000〜¥4,000

深夜割増(22時〜5時)で約20%加算。GOアプリかS.RIDEで配車。

選択肢5: 朝まで飲む

ゴールデン街は3〜5時まで営業する店がある。ドン・キホーテは24時間。東口付近のラーメン屋は深夜営業。始発は5時。なんとかなる。


よくある失敗

「客引きがいい人そうだったので、ついていった」

ダメ。絶対にダメ。歌舞伎町でバーやクラブに誘ってくる人がいたら、無視して歩き過ぎる。まともな店はキャッチを使わない。 フレンドリーに見える人ほど危険 — それが手口。物理的に止められたら110番。

「ゴールデン街が冷たく感じた」

会員制の店に入ろうとしたか、常連専用の空気を読めなかった可能性が高い。英語の看板がある店、ドアが開いている店、メニューが見える店を選ぶ。Albatross、Deathmatch in Hell、La Jetéeは外国人に一貫してフレンドリー。

「終電を逃してカプセルホテルが満室だった」

金・土はカプセルホテルが1時には埋まる。0時までにスマホで予約する。または即カラオケのフリータイムへ — 空きは確実にある。


うまくいかない時

症状原因解決方法
法外な請求書が出たぼったくりバー110番(警察)に電話。払わない。歌舞伎町内に新宿警察署がある。
ゴールデン街で入店拒否された会員制の店 or 満席他の店を探す。200軒以上ある。英語の看板と開いたドアが目印。
思い出横丁が見つからない駅の陰に隠れている新宿駅西口を出て左へ。ユニクロビルの裏、線路の下。Google Mapsで「思い出横丁」検索。
スマホの電池切れ/現金切れ長い夜に備えていないChargeSPOTがコンビニにある(¥150/30分)。セブンイレブンのATMは24時間海外カード対応。
終電を逃した・ホテルもない時間を忘れたカラオケのフリータイム(¥1,500〜¥2,500で5時まで)。または漫画喫茶のナイトパック。始発は5時。

よくある質問

Q: ゴールデン街は一人で行っても大丈夫?

A: むしろ一人がベスト。5〜8席の店なので、一人客は歓迎される。マスターやママが話しかけてくれる。2人もOK。4人以上はほとんどの店に入れない。

Q: 歌舞伎町は女性だけで安全?

A: メイン通りは明るくて安全。路地裏のバーに一人で入らないこと。ホストクラブの勧誘がしつこいが、無視して通り過ぎれば問題ない。カラオケチェーン、歌舞伎町タワー内の施設なら完全に安心。

Q: 日本語が話せなくてもゴールデン街は楽しめる?

A: 楽しめる。Albatross、Deathmatch in Hell、La Jetée、OPEN BOOKは英語対応のバーテンダーがいるか、英語メニューがある。指さし、笑顔、「ビール please」で通じる。

Q: 現金はいくら持っていくべき?

A: ¥10,000〜¥15,000あれば一晩(夕飯+バー3〜4軒+カラオケ)足りる。ゴールデン街・思い出横丁はほぼ現金のみ。カラオケチェーンはカード可。足りなくなったらセブンイレブンのATMで24時間引き出せる。

Q: 何時に行くのがベスト?

A: 18〜19時に思い出横丁で夕飯 → 20〜21時にゴールデン街22時以降にカラオケ。このペースなら全部体験できる。


関連ガイド


まとめ

  1. 18時に思い出横丁で夕飯、20時にゴールデン街でバー巡り。 これが新宿の夜の黄金ルート。
  2. 歌舞伎町の客引きには絶対についていかない。 このルール1つで旅行者のトラブルの95%を防げる。
  3. 終電(約0:30)を意識して、逃した時のプランを持つ。 カラオケのフリータイム、漫画喫茶、カプセルホテル — どれもタクシーより安い。

次のステップ: JR山手線で新宿駅へ。西口を出れば思い出横丁、東口を出ればゴールデン街と歌舞伎町。


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