A D M I N
区役所での届出方法 — 転入届・保険・年金・住民票を1回の来庁で全部済ませる
引っ越し後14日以内に転入届を提出。在留カード、パスポート、マイナンバーカードを持参。国民健康保険・年金・住民票まで1回の来庁で完了。外国人向けステップバイステップ。
すぐわかるポイント
- 旅行者は区役所での届出は不要です。 住民登録は中長期滞在ビザ(就労、留学、配偶者など)の保持者が対象。
- 観光ビザ(90日以内)での入国なら、住所登録の必要なし。この記事はスキップしてOK。
- 日本への移住を予定している方は、入国後14日以内にこの手続きが必要。ブックマークを。
- 引っ越し後14日以内に区役所で転入届を提出。法的義務 — 任意ではない。
- 持参物: 在留カード、パスポート、マイナンバーカード(または通知書)。所要時間30〜60分。
- 1回の来庁で全部やる: 転入届 + 国民健康保険 + 国民年金 + マイナンバー住所変更。別々に行くと3回分のロス。
- **住民票(300円)**をその場で取得 — 賃貸契約、銀行口座開設、ビザ更新ですぐ必要になる。
- 印鑑登録もしておくと契約がスムーズに。区役所近くのはんこ屋で1,000〜5,000円。
- 区役所の窓口は平日8:30〜17:00。新宿区・渋谷区などは土曜午前も開庁する場合あり。
✅ この記事でできるようになること
- 区役所で転入届を完了する
- 同じ来庁で健康保険・年金にも加入する
- 住民票をその場で取得する
- 必要に応じて印鑑登録をする
⏱️ 所要時間: 区役所で30〜60分(混雑時は2時間を見込む)
💰 費用: 届出は無料 / 住民票300円 / 印鑑登録無料(印鑑購入1,000〜5,000円)
⚠️ 注意点:
- 14日の期限は厳格 — 遅延は最大5万円の過料
- 区をまたぐ引っ越しは2ステップ:旧区で転出届 → 新区で転入届
- 外国語対応は区によって異なる — 多言語サポート日を事前に確認
区役所での住民登録とは
中長期在留ビザで日本に入国した場合、法律上、居住する区の区役所(くやくしょ)で住民登録をする義務がある。
これは単なる書類手続きではない。住民登録は以下すべてに接続される:
- 健康保険(国民健康保険 or 会社の社会保険)
- 年金(国民年金)
- マイナンバーの付与
- 税金の納付先
- 子どもの就学手続き
住民登録がなければ、銀行口座も開設できず、携帯電話も契約できず、行政サービスの大半が使えない。日本での生活基盤の出発点。
14日ルール
新しい住所に引っ越してから14日以内に**転入届(てんにゅうとどけ)**を提出する必要がある。以下のすべてが対象:
- 初めて日本に入国した場合
- 東京都内で区をまたいで引っ越した場合
- 他の都道府県から東京に引っ越した場合
14日を過ぎると、最大5万円の過料が科される可能性がある(住民基本台帳法)。実際には数日の遅れで罰金を取られることは稀だが、放置しないこと。
初来日の場合
就労ビザ、留学ビザ、その他の中長期ビザで初めて日本に入国した場合の手順。
区役所に持参するもの
| 持参物 | 読み方 | 備考 |
|---|---|---|
| 在留カード | ざいりゅうカード | 空港(成田・羽田)で発行されたもの |
| パスポート | — | ビザスタンプ付き |
| マイナンバーカード or 通知書 | — | 以前の滞在で持っている場合 |
| 住所を確認できるもの(あれば) | — | 賃貸契約書、自分宛の郵便物など |
注意: 初来日の場合、この時点ではまだマイナンバーは付与されていない。登録完了後、2〜3週間で個人番号通知書が届く。
区役所での手順
ステップ1:住民課の窓口を探す
「住民異動届」「転入届」と書かれた案内を探す。多くの区役所にはフロアガイドがある。見つからなければ:
あなた: 「転入届をしたいんですが」 職員が担当窓口に案内してくれる。
ステップ2:転入届の用紙を記入
記入項目:
- 氏名(在留カードと同じ表記)
- 生年月日
- 国籍
- 新住所(マンション名、部屋番号まで正確に)
- 旧住所(母国、または日本の旧住所)
- 転入日
- 一緒に引っ越した世帯員
一部の区役所では英語のフォームや記入を手伝う職員がいる。
ステップ3:提出して待つ
用紙と書類を窓口に提出。処理後、在留カードの裏面に新住所が記載される。15〜30分程度。
ステップ4:在留カードの住所が更新される
在留カードの裏面に新住所が印字される。これが日本での法的な住所になる。
同じ来庁でやるべきこと
区役所を出る前に、以下もまとめて済ませる。
1. 国民健康保険の加入
会社の健康保険(社会保険)に加入していない場合、**国民健康保険(国保)**に加入する必要がある。転入届の後、国民健康保険課の窓口へ。
持参物: 住所が更新された在留カード。
毎月の保険料: 前年の所得に基づく。来日1年目(前年所得なし)は最低額で月2,000〜5,000円程度(区による)。
2025年12月以降、マイナンバーカードが健康保険証として機能する。まだ持っていなければ、資格確認書(紙の証書)が発行される。
2. 国民年金の加入
20〜59歳のすべての居住者は国民年金に加入する義務がある。年金課の窓口で手続き。
毎月の保険料: ¥16,980(2025年度)。学生や低所得者は免除申請(めんじょしんせい)が可能。
3. マイナンバーの住所変更
以前の滞在でマイナンバーカードを持っている場合、転入届の処理中に住所が更新される。初来日の場合、2〜3週間後に個人番号通知書が届く。
4. 住民票の取得
帰る前に住民票の写しを請求する。すぐに必要になる場面が多い:
- 賃貸契約の最終手続き
- 銀行口座の開設
- ビザの更新
- 勤務先への提出
費用: 1通300円。2〜3通取っておくと安心。
あなた: 「住民票が欲しいんですが」
補足: マイナンバーカードがあれば、セブンイレブン、ローソン、ファミマのマルチコピー機で住民票を発行できる。区役所に来る必要なし。詳細はマイナンバーカードガイドを参照。
5. 印鑑登録(任意だが推奨)
印鑑(いんかん)はサインの代わりに使う個人の判子。区役所で印鑑登録をすると法的効力を持ち、契約・銀行・不動産取引で署名と同等に扱われる。
必要? 厳密には必須ではない。多くの銀行や大家はサインで対応可能。ただし登録しておくと以下がスムーズ:
- 大手銀行(みずほ、三菱UFJ、三井住友)での口座開設
- 賃貸契約の締結
- 不動産購入
- 自動車の名義変更
購入場所: 区役所近くのはんこ屋。価格は1,000〜5,000円。作成に15〜30分。外国人はカタカナ表記が最も作りやすい。
登録: 印鑑と在留カードを区役所に持参。登録は無料。印鑑登録証が発行される — 大切に保管。
区をまたぐ引っ越し(東京都内)
東京都内で区から区に引っ越す場合、2つのステップが必要。
ステップ1:旧区役所で転出届を提出
引っ越し元の区役所で**転出届(てんしゅつとどけ)**を提出。
持参物: 在留カード、マイナンバーカード(あれば)。
受け取るもの: 転出証明書 — ステップ2で必要。
タイミング: 引っ越し前でも、引っ越し後14日以内でもOK。一部の区では引っ越しの2週間前から受け付け。
オンライン対応: 東京都内の多くの区では、マイナンバーカードがあればマイナポータルから転出届をオンラインで提出可能。来庁を1回省略できる。
ステップ2:新区役所で転入届を提出
引っ越し先の区役所で転入届を提出。
持参物:
- 在留カード
- 転出証明書(ステップ1で受け取ったもの)
- マイナンバーカード or 通知書
- パスポート
引っ越し日から14日以内に完了すること。
他の都道府県から東京への引っ越し
手順は区間移動と同じ:
- 旧市区町村役場で転出届を提出
- 転出証明書を受け取る
- 新しい東京の区役所で14日以内に転入届
マイナポータルで転出届をオンライン提出した場合、紙の転出証明書は不要 — 新区役所が電子的に確認できる。
落とし穴:よくある失敗
14日の期限を過ぎてしまう
最も多い失敗。入国直後は時差ボケ、部屋探し、生活の立ち上げで忙しく、気づいたら14日経っている。
ルール: 入国後1週間以内に区役所に行く。後回しにしない。
転出届を忘れて新区役所に行ってしまう
旧区からの転出証明書がないと、新区で転入届を受け付けてもらえない。出直しになる。
ルール: 旧区 → 新区の順番。必ず。
混雑する日に準備なしで行く
月曜の朝と祝日明けが最も混む。3〜4月(引っ越しシーズン)は最大2時間待ち。
おすすめの時間帯:
- 火〜木曜の10:00〜14:00
- 月初・月末を避ける
- 一部の区ではオンライン予約システムあり — 区のサイトを確認
外国語対応を期待しすぎない
新宿区、渋谷区、港区など大きな区には多言語スタッフや通訳サービスがある。小さな区には日本語のみの窓口も多い。
区のサイトで確認すべきこと:
- 外国語対応日
- 通訳の有無
- 英語の申請用紙
対応がない場合は、日本語が話せる友人と一緒に行くか、Google翻訳のカメラモードを活用。
うまくいかない時
| 症状 | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 転入届を受け付けてもらえない | 旧区からの転出証明書がない | 旧区役所で転出証明書を取得してから再来庁。 |
| 14日の期限を過ぎてしまった | 到着遅延、部屋探しに時間がかかった | すぐに区役所に行く。初回の外国人居住者には通常寛大な対応。過料通知が届く可能性はあるが、まず登録が最優先。 |
| まだ賃貸契約が完了していない | 仮住まい(ホテル、友人宅)に滞在中 | 仮住所でも登録可能。確定住所が決まったら転居届で変更。一部の区ではホスト(同居者)の同意書を求められる。 |
| 職員と会話が通じない | その区に外国語サポートがない | Google翻訳のカメラモードで用紙を翻訳。または区の外国人相談窓口に電話。 |
| 在留カードの裏面に住所を書くスペースがない | 何度も引っ越した | 区役所がシールを貼るか、住所変更シートを添付。新しいカードは不要。 |
区役所の開庁時間
| 曜日 | 時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 月〜金 | 8:30〜17:00 | 全区共通 |
| 土曜 | 区による | 新宿・渋谷・港など一部の区で午前のみ開庁 |
| 日曜・祝日 | 閉庁 | 例外なし |
延長窓口: 新宿区、豊島区など一部の区では特定の平日に19:00まで延長。区のサイトで確認。
予約制度: 世田谷区、渋谷区など複数の区でオンライン予約が可能。繁忙期は強く推奨。
よくある質問
Q: 空港に着いたばかり。いつ区役所に行くべき?
A: 住む場所と登録する住所が確定してから。多くの人は入国後1週間以内に来庁。14日の期限は「入国日」ではなく「住所に引っ越した日」から起算。
Q: 本人の代わりに代理人が届出できる?
A: **委任状(いにんじょう)**があれば可能。代理人は本人の書類+自身の身分証を持参。ただし保険・年金の手続きは本人がいたほうがスムーズ。
Q: 日本人の配偶者と一緒に引っ越す。別々に届出する?
A: 同一世帯として一緒に届出。転入届に両名の名前を記載。配偶者も身分証と住民票を持参。
Q: 同じ区内で引っ越した場合は?
A: **転居届(てんきょとどけ)**を同じ区役所に提出。転出届は不要。在留カードとマイナンバーカードを持参。
Q: 住民票が必要だが平日に行けない。どうする?
A: マイナンバーカードがあれば、コンビニ交付を利用。セブンイレブン、ローソン、ファミマで6:30〜23:00に取得可能。詳細はマイナンバーカードガイドを参照。
関連ガイド
- マイナンバーカードの取得方法 — 住民登録後にマイナンバーが付与される
- 日本の健康保険 — 国民健康保険の加入は区役所で
- 銀行口座の開設 — この来庁で取得する住民票が必要
- 確定申告の方法 — 登録住所が税務管轄を決定する
- ゴミの分別・出し方 — ルールは区によって異なる
まとめ
- 入国後1週間以内に区役所へ。 14日の期限は厳格。在留カード、パスポート、マイナンバーカードを持参。所要1〜2時間。
- 全部まとめて1回で済ませる。 転入届+健康保険+年金+住民票+印鑑登録。一石五鳥。
- 区をまたぐ引っ越し = 2回来庁。 旧区で転出届 → 新区で転入届。転出証明書を忘れない。
次のステップ: 自分の区役所のサイトで開庁時間と外国語サポートを確認する。そして行く — 登録が済めば、他のすべてが動き出す。