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マイナンバーカードの取得方法 — 申請・受取・健康保険証の一体化まで完全ガイド
オンライン申請5分、受取まで1〜2ヶ月。2025年12月に健康保険証が廃止され、マイナンバーカードが保険証に。コンビニ交付、e-Tax、暗証番号の設定まで外国人向けに解説。
すぐわかるポイント
- 旅行者にマイナンバーは付与されません。 住民登録した居住者のみが対象です。
- 日本で暮らす予定がある方は、区役所で住民登録をした後にマイナンバーが届きます。その時にこの記事を読んでください。
- mynumbercard.go.jp からオンライン申請 — 所要時間5分。顔写真(4.5×3.5cm)を用意。カード完成まで1〜2ヶ月。
- 受取は区役所で。持参物:交付通知書、在留カード、パスポート。その場で暗証番号を2つ設定(4桁+6〜16桁)。
- 2025年12月2日、従来の健康保険証が廃止。 マイナンバーカードが保険証の代わりに。未取得者には「資格確認書」が発行されるが、使い勝手は劣る。
- セブンイレブン、ローソン、ファミマで住民票・課税証明書を発行可能。6:30〜23:00、土日祝も対応。1通200〜300円。
- e-Taxで確定申告、マイナポータルで年金・保険情報の確認も可能。
✅ この記事でできるようになること
- マイナンバーカードをオンラインで申請する(5分)
- 区役所で迷わず受け取る
- 健康保険証として使う設定をする
- コンビニで住民票を発行する
⏱️ 所要時間: 申請5分 / 受取まで1〜2ヶ月 / 窓口15〜30分
💰 費用: 無料(カード自体は0円)
⚠️ 注意点:
- マイナンバー(12桁)は一生もの — むやみに他人に教えない
- 暗証番号は2つある — 忘れたら区役所に行くしかない
- 電子証明書はカードの有効期限(10年)より先に5年で失効する
マイナンバーとマイナンバーカードは別物
ここが一番混乱するポイント。
マイナンバー — 日本に住むすべての人(外国人含む)に付与される12桁の個人番号。住所登録後に個人番号通知書が届く。確定申告、銀行口座開設、雇用手続き、社会保険で必要。番号自体は住民登録がある限り一生変わらない。
マイナンバーカード — 顔写真付きのICカード。名前、住所、生年月日、マイナンバーが記載され、ICチップに電子証明書が入っている。任意だが、2026年現在は事実上必須。
結論: 番号は全員に届く。カードは自分で申請する。そしてカードがないと不便な時代になった。
なぜ今すぐ取るべきなのか
2024年までは「あると便利」レベルだった。しかし2025年12月2日に状況が変わった。
従来の健康保険証が廃止。 保険証の機能はマイナンバーカードに一体化された。2025年10月時点で、マイナ保険証の登録者数は約8,730万人(カード保有者の約87%)。ただし実際の医療機関での利用率は約37%にとどまる(NHK)。
カードを持っていない人には「資格確認書」が発行されるが、紙の書類で管理しにくい。
厚労省の特例措置として、2026年3月末までは期限切れの旧保険証でも保険診療を受けられる。ただしこれはあくまで猶予期間。4月以降は完全に使えなくなる。
その他のメリット:
- コンビニ交付 — セブンイレブン、ローソン、ファミマのマルチコピー機で住民票・印鑑証明・課税証明書を発行。6:30〜23:00、土日祝OK。1通200〜300円(区役所より安い区もある)。
- e-Tax — 確定申告をスマホ+マイナンバーカードで完結。税務署に行く必要なし。
- マイナポータル — 年金記録、保険加入状況、処方薬の履歴、行政からのお知らせをスマホで確認。各種手続きのオンライン申請も可能。
- 本人確認書類 — 銀行口座開設、携帯電話契約、賃貸申込で使える写真付き公的身分証明書。
申請方法:3つのルート
方法1:オンライン申請(おすすめ・5分で完了)
必要なもの:
- 個人番号通知書(または12桁のマイナンバー)
- スマートフォン(カメラ付き)
- 顔写真(4.5×3.5cm、白背景、6ヶ月以内に撮影)
手順:
- mynumbercard.go.jp にアクセス、または通知書のQRコードをスキャン
- 申請書ID(23桁)を入力 — 通知書に記載されている
- 顔写真をアップロード — 正面、帽子なし、白背景推奨
- メールアドレスを登録
- 確認して送信 — 完了。約5分。
落とし穴: 写真が不適格だと差し戻される。帽子着用、背景が白でない、ピントが合っていない場合はNG。自宅の白い壁の前でスマホのインカメラを使うのが一番確実。
方法2:郵送
個人番号通知書に同封されている申請書に記入し、4.5×3.5cmの写真を貼って、同封の返信用封筒で郵送。
向いている人: 通知書のQRコードを紛失した人(区役所で新しい申請書をもらえる)。
方法3:区役所 or 証明写真機
一部の区役所には申請端末が設置されている。駅にある証明写真機(Ki-Re-i など) の一部もマイナンバーカード申請に対応 — 写真撮影とオンライン送信を一台で完了。
向いている人: オンラインでの手続きが不安な人、操作を手伝ってほしい人。
申請後の流れ
カードの作成には1〜2ヶ月かかる。渋谷区や新宿区など都心部は比較的早い。繁忙期(1〜3月)は最大3ヶ月かかることも。
カードが完成すると、交付通知書(はがき)が届く。「区役所に受け取りに来てください」という案内。
この通知を放置しないこと。 約3ヶ月以内に受け取らないと、カードが破棄される可能性がある。再申請が必要になる。
区役所での受取手順
持参するもの
| 持参物 | 読み方 | 備考 |
|---|---|---|
| 交付通知書 | こうふつうちしょ | 届いたはがき |
| 在留カード | ざいりゅうカード | 有効期限内のもの |
| パスポート | — | ビザ申請時のもの |
| 個人番号通知書 | こじんばんごうつうちしょ | あれば持参 |
窓口での流れ
職員: 「マイナンバーカードの受け取りですか?」 あなた: 「はい」
書類を渡す → 本人確認 → 暗証番号の設定。
設定する暗証番号は2つ:
- 4桁の数字(利用者証明用) — コンビニ交付、マイナポータルへのログイン、健康保険証としての利用時に使う。頻繁に使う。
- 6〜16桁のパスワード(署名用電子証明書) — e-Taxでの確定申告、オンラインの行政手続きで使う。英大文字と数字を含める必要あり。
重要: 暗証番号は必ずメモして安全な場所に保管する。4桁の暗証番号を3回間違えるとロックされ、区役所での再設定が必要になる。パスワード管理アプリ(1Password、Bitwardenなど)への保存を推奨。
所要時間は15〜30分。カードを受け取って完了。
健康保険証の一体化:2025年12月に何が変わったか
変更前(〜2025年11月): 会社や国民健康保険から発行されるカード型の健康保険証を病院・薬局で提示。
変更後(2025年12月2日〜): 従来の健康保険証は廃止。マイナンバーカードに健康保険証の利用登録をした「マイナ保険証」が標準に。会社員の被用者保険証約7,800万枚は2025年12月1日に失効(毎日新聞)。
やるべきこと:
- マイナンバーカードを取得(この記事の手順)
- 健康保険証の利用登録をする — 以下のいずれかで:
- 病院・薬局の顔認証付きカードリーダー
- マイナポータルアプリ(スマホ)
- セブン銀行ATM
カードを持っていない場合: 健康保険の加入者には資格確認書(紙の証書)が発行される。最長5年有効。使えるが管理しにくい。
経過措置: 2026年3月末までは、期限切れの旧保険証でもオンライン資格確認ができれば保険診療として扱われる(厚労省通知)。ただし4月以降は完全に無効。
マイナンバーカードでできること
コンビニで各種証明書を取得(コンビニ交付)
セブンイレブン、ローソン、ファミマのマルチコピー機で:
- 「行政サービス」を選択
- マイナンバーカードをリーダーに置く
- 4桁の暗証番号を入力
- 必要な証明書を選択
- 手数料を支払い(現金 or ICカード)
- 印刷物を受け取る
取得できる証明書:
- 住民票の写し — 300円
- 印鑑登録証明書 — 300円
- 課税証明書 — 区による
- 戸籍謄本(対応自治体の場合)
利用時間: 6:30〜23:00、土日祝も利用可。区役所の行列に並ぶ必要なし。
e-Taxで確定申告
スマホのNFC機能でマイナンバーカードを読み取り → e-Taxにログイン → 確定申告書を作成・提出。税務署に行かなくても完結する。
詳しくは確定申告ガイドを参照。
マイナポータル
マイナポータルアプリをダウンロード → マイナンバーカードをスキャン → 暗証番号を入力 → 以下にアクセス:
- 健康保険の加入情報・処方薬の履歴
- 年金の納付記録
- 税務関連情報
- 行政からのお知らせ
- 各種手続きのオンライン申請
落とし穴:よくある失敗
マイナンバーをむやみに教えない
12桁のマイナンバーは法律で定められた場面(確定申告、銀行口座開設、雇用手続き、社会保険)でのみ必要。大家さん、よくわからない業者、「見せてください」と言うだけの人には見せなくていい。
ルール: 法的根拠のない要求には「なぜ必要ですか?」と聞く。答えられない相手には教えない。
暗証番号を忘れない
4桁の暗証番号を3回間違える → ロック → 区役所に在留カードを持って行って再設定。30分のロス。
対策: パスワード管理アプリに保存する。カードに直接書くのはNG(紛失時に悪用される)。
電子証明書の有効期限に注意
カード自体の有効期限は10年(非永住者は在留期間に合わせて5年)。しかし内蔵の電子証明書は5年で失効する。失効すると、コンビニ交付もe-Taxも使えなくなる。
期限の約2ヶ月前に通知が届く。届いたら区役所で更新手続き。無料、約15分。
毎日持ち歩かない
在留カードは法律上常時携帯義務がある。マイナンバーカードにはその義務はない。普段は自宅で保管し、病院・区役所・コンビニ交付の時だけ持ち出す。紛失リスクを下げる。
うまくいかない時
| 症状 | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| コンビニのコピー機でカードが認識されない | 電子証明書が失効 or コンビニ交付の利用設定がされていない | 区役所で電子証明書を更新。在留カード持参。 |
| 暗証番号がロックされた(3回間違い) | 4桁の暗証番号を忘れた | 区役所の窓口で再設定。在留カード持参。約15分。 |
| 病院で「保険証の登録がされていません」と言われた | 健康保険証の利用登録が未完了 | 病院のカードリーダー、マイナポータルアプリ、セブン銀行ATMのいずれかで登録。 |
| カードを紛失・盗難にあった | — | マイナンバーカードコールセンター(0120-95-0178、24時間対応)に電話して一時停止。その後、区役所で再発行申請。 |
| 届いたカードの氏名・住所が間違っている | 申請時の入力ミスまたは事務処理エラー | カードを受け取らず、窓口で申告。再発行対応してもらう。 |
よくある質問
Q: カードの発行にどれくらいかかる?
A: 申請から交付通知書が届くまで1〜2ヶ月。繁忙期(1〜3月)は最大3ヶ月。早めの申請を。
Q: 個人番号通知書を紛失した。申請できる?
A: できる。区役所で新しい申請書をもらうか、マイナンバーがわかっていれば mynumbercard.go.jp の「申請書IDがない方」から申請可能。
Q: もうすぐ帰国する。それでも取るべき?
A: 滞在が3ヶ月以上残っているなら取得を推奨。健康保険証としての機能だけでも価値がある。2024年5月以降、海外転出後もマイナンバーカードを継続利用できるようになったため、再来日時にも使える。
Q: 在留カードの代わりになる?
A: ならない。在留カードとマイナンバーカードは別の書類。在留カードは法律上の常時携帯義務がある。マイナンバーカードはそれを代替しない。
Q: ビザが更新された。カードも再発行が必要?
A: 再発行は不要。区役所で電子証明書の有効期限を更新してもらう。更新後の在留カードを持参。無料、約15分。
関連ガイド
- 区役所での届出方法 — マイナンバーが付与されるのはここ
- 確定申告の方法 — e-Taxにはマイナンバーカードが必要
- 日本の健康保険 — マイナンバーカードが保険証に
- 銀行口座の開設 — 口座開設にマイナンバーが必要
まとめ
- 番号だけでなく、カードを取得する。 2025年12月以降、マイナンバーカードは健康保険証。持っていないと資格確認書が必要になる。
- mynumbercard.go.jp でオンライン申請。 5分で完了。1〜2ヶ月で届く。区役所で受け取り。
- 暗証番号は絶対に忘れない。 4桁(日常使い)と6〜16桁(電子署名)。3回間違えるとロック。
次のステップ: 今すぐ mynumbercard.go.jp にアクセスして申請する。無料、5分。