H E A L T H C A R E
東京で外国語対応の病院・クリニックを探す方法
AMDAの電話相談、ひまわり、Googleマップの検索テクニック。外国語が通じる病院の探し方を電話番号・費用・手順つきで解説。
すぐわかるポイント
- 今すぐ受診先を探すなら: AMDA国際医療情報センター(📞 03-6233-9266、月〜金 10:00–16:00)に電話。英語・中国語・韓国語など8言語対応。症状を伝えれば、近くの対応病院を教えてくれる。
- 夜間・休日なら: ひまわり(📞 03-5285-8181、9:00–20:00、365日対応)。英語・中国語・韓国語・スペイン語・タイ語。
- 英語の鉄板: 聖路加国際病院(築地)、東京メディカル外科クリニック(港区)、国立国際医療研究センター(新宿)。
- 保険なしの費用目安: 診察+基本検査で5,000〜15,000円。パスポート+旅行保険証書+現金を持参。
- 風邪でERに行くな。 クリニックのほうが速い・安い・空いている。
- 今すぐ受診先を探すなら: AMDA(📞 03-6233-9266)に電話、またはひまわりのオンラインDB(himawari.metro.tokyo.jp)で言語・診療科で絞り込み検索。
- 保険証を必ず持参。 自己負担は3割。忘れると10割負担で、後日区役所に還付申請が必要。
- かかりつけ医を1つ決めておく。 大病院への紹介状(紹介状)に必要。
- 200床以上の病院は紹介状なしだと選定療養費5,000〜7,000円が上乗せ。 まずクリニックから。
- 夜間の相談は #7119(東京都・24時間)。救急車か翌朝かを判断してくれる。
この記事でわかること
✅ できるようになること:
- 10分以内に外国語対応の医療機関を見つける
- 状況に合った相談窓口の電話番号を即座に選べる
- クリニック・病院・救急外来の使い分けがわかる
- 日本語が不安でも受診できる
⏱️ 医療機関を見つけるまで: 電話で5〜10分 / オンライン検索で15〜30分
💰 費用: 保険あり3,000〜5,000円 / 保険なし5,000〜15,000円
⚠️ よくある失敗:
- クリニックを飛ばして大病院に行く(選定療養費が発生)
- 処方箋の期限切れ(発行日含め4日間のみ有効)
- 「国際」と名のつく病院に予約なしで行く(大半は予約必須)
クリニック vs 病院 vs 救急外来:どこに行くべき?
外国人がよく間違えるポイント。日本の医療制度はアメリカやイギリスとは違い、なんでも病院に行く仕組みではない。
| あなたの状況 | 行くべき場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 風邪・発熱・腹痛・アレルギー | クリニック(診療所) | 30〜60分で診察。保険ありで3,000〜5,000円。 |
| 持病あり、専門医が必要 | まずクリニック→紹介状で病院 | クリニックを飛ばすと5,000〜7,000円の追加費用。 |
| 骨折・激痛・歩行困難 | 病院の救急外来 | 必要なら119で救急車。 |
| 命に関わる:胸痛・呼吸困難・大量出血 | 119番(救急車) | 無料。都心なら7〜8分で到着。 |
| 救急かどうか判断できない | #7119 | 24時間対応の医療相談。適切な行き先を教えてくれる。 |
逆張りアドバイス: 深夜2時に風邪でERに行くな。日本のERは重症度でトリアージするから、風邪では何時間も待たされる。代わりに**#7119**に電話すれば、近くの夜間診療所を案内してくれる。そのほうが速くて安い。
数字で見るクリニックと病院
- クリニック(診療所): 20床未満。飛び込みOKが多い。9:00〜18:00、日曜・祝日休み。
- 病院: 20床以上。専門医・手術・救急外来あり。予約または紹介状が基本。
- 大病院(200床以上): 紹介状なしだと選定療養費5,000〜7,000円を別途請求される。
外国語対応の医療機関を探す4つの方法
方法1:AMDAに電話する(即日受診したい人向け)
AMDA国際医療情報センター 📞 03-6233-9266 🕐 月〜金 10:00〜16:00 🌍 英語は毎日対応(中国語・韓国語・スペイン語・タイ語・ポルトガル語・ベトナム語・フィリピン語は曜日で変動)
サービス内容: 症状を伝えると、近くの言語対応クリニック・病院を紹介してくれる。無料相談。受診時の電話通訳サービスも提供(📞 050-3405-0397、10:00–15:00)。
電話での伝え方:
「すみません、[エリア名]で英語が通じる病院を探しています。[症状]があるのですが、今日診てもらえるところはありますか?」
クリニック名・電話番号・行き方を教えてもらえる。
方法2:ひまわりに電話する(夜間・週末向け)
東京都医療機関案内サービス(ひまわり) 📞 03-5285-8181 🕐 9:00〜20:00、365日対応(祝日含む) 🌍 英語・中国語・韓国語・スペイン語・タイ語
東京都が運営。外国語対応の医療機関検索、日本の医療・保険制度の説明、緊急時の医療通訳(📞 03-5285-8185、平日17:00–20:00、土日祝9:00–20:00)が可能。
オンライン検索: himawari.metro.tokyo.jp — エリア・言語・診療科・診療時間で絞り込み。
方法3:Googleマップで探す(飛び込み対応クリニック向け)
Googleマップで検索:
「クリニック 英語対応」 または 「内科 english」
距離順で表示。レビューで「英語OK」「English-speaking doctor」などのコメントを確認。都心部(新宿・渋谷・港区・千代田区)なら効果的。
診療科別の検索キーワード: 「内科 english」(風邪・胃腸)、「皮膚科 english」(皮膚トラブル)、「歯科 english」(歯科)。
方法4:JNTOツーリストホットライン(深夜・緊急時)
日本政府観光局(JNTO)ビジターホットライン 📞 050-3816-2787 🕐 24時間、365日 🌍 英語・中国語・韓国語・日本語
観光案内が本来の目的だが、医療相談や通訳サポートも対応。深夜にAMDAやひまわりに繋がらないときはここ。
東京の英語対応・主要病院一覧
| 病院名 | 所在地 | 英語対応度 | 予約 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 聖路加国際病院 | 築地(中央区) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 必要 | 3F国際部。費用は高めだが質は確実。 |
| 国立国際医療研究センター | 新宿(新宿区) | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 必要 | 国際診療部あり。旅行保険にも対応。 |
| 東京メディカル外科クリニック | 港区 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 推奨 | 外国人に人気の小規模クリニック。飛び込み可。 |
| 聖母病院(国際カトリック) | 新宿(新宿区) | ⭐⭐⭐⭐ | 必要 | 総合病院。英語対応医師在籍。 |
| 山王病院 | 港区 | ⭐⭐⭐⭐ | 必要 | 青山一丁目駅近く。国際部あり。 |
| 東京ミッドタウンクリニック | 港区 | ⭐⭐⭐⭐ | 必要 | 健診・一般診療。ハイクラス。 |
アクセス: どの病院も主要駅から徒歩圏内。体調が悪いときはバスよりも電車のほうが確実。Welcome Suicaがあれば改札をタッチするだけ。
受診時に持っていくもの
旅行者
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| パスポート | すべての医療機関で本人確認に必要。 |
| 旅行保険の証書 | 受付で提示。病院が保険会社に直接請求する場合と、自分で立替→後日請求の場合がある。 |
| 現金 10,000〜20,000円 | 小さいクリニックはカード不可が多い。大病院はカードOK。 |
| 服用中の薬リスト | 英語の一般名で書いておく。医師に必要。 |
| 宿泊先の住所 | 書類記入で日本の住所を求められる。 |
在住者
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| 健康保険証 | 自己負担3割。忘れると10割で後日還付申請。 |
| 在留カード | 身分証のバックアップ。 |
| お薬手帳 | あれば持参。処方歴が確認できる。 |
| マイナンバーカード | 一部の病院は保険証の代わりに使える。 |
落とし穴:「国際」=「飛び込みOK」ではない
聖路加国際病院に予約なしで行く人が多い。実際にはこうなる:
- 予約なしで到着。
- 受付で「紹介状はお持ちですか?」と聞かれる。ない。
- 選定療養費7,700円が上乗せされる。
- 予約患者が優先されるため2〜3時間待ち。
- 「ちょっと診てもらうだけ」のつもりが半日かかり、15,000円以上。
正しいやり方:
- 国際部に先に電話(聖路加:03-5550-7120)。
- 予約を取る。
- 急ぎで予約が取れない場合は、飛び込みOKの小規模クリニック(東京メディカル外科クリニック等)に行く。
受診の流れ
ステップ1:受付
初診なら予約時刻の15〜20分前に到着。受付で:
「初診です」(しょしんです)
問診票(もんしんひょう)に記入。英語対応の病院なら英語版あり。内容:
- 現在の症状
- 既往歴
- アレルギー
- 服用中の薬
- 手術歴
ステップ2:診察
医師が診察し、必要に応じて検査(血液検査、レントゲンなど)を指示。クリニックでは当日に結果が出ることが多い。
症状を伝える日本語フレーズ:
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 頭が痛いです | I have a headache |
| 熱があります | I have a fever |
| お腹が痛いです | My stomach hurts |
| 吐き気がします | I feel nauseous |
| ここが痛いです | It hurts here |
| 昨日からです | Since yesterday |
| ○○にアレルギーがあります | I’m allergic to ○○ |
コツ: 痛い場所を指差す。日本の医師は指差しに慣れている。言葉より速い。
ステップ3:会計
診察後に会計窓口で支払い。
- 保険あり: 3割負担。クリニックの診察+基本検査で2,000〜5,000円。
- 保険なし: 全額。クリニック5,000〜15,000円。救急外来20,000〜50,000円。
- 支払い方法: 現金が確実。大病院はクレカOK。小規模クリニックは現金のみが多い。
ステップ4:処方箋
薬が必要な場合、紙の処方箋(処方箋)を渡される。これは薬そのものではない。 クリニックのすぐ近くにある薬局に持っていく。
重要: 処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間。先延ばしにしない。
薬局での受け取りについては薬局ガイドを参照。
うまくいかない時
| 症状 | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 「今日は英語対応の医師がいません」 | 小規模クリニックは英語対応が曜日限定のことがある | 英語対応の曜日を確認。またはAMDA(03-6233-9266)で別の医療機関を紹介してもらう。 |
| クリニックが閉まっている(日曜・祝日) | 多くのクリニックは日曜・祝日休診 | ひまわり(03-5285-8181)で休日対応クリニックを確認。または#7119で医療相談。 |
| 「この保険は使えません」と言われた | 国際クリニックがNHI非対応、または海外旅行保険の直接請求に非対応 | 現金で支払い、領収書(領収書)と診療明細書をもらい、保険会社に自分で請求。 |
| 3時間以上待たされた | 予約なし・紹介状なしで大病院に行った | 次回からはクリニックに先に行くか、病院の国際部で予約を取る。 |
| 医師が英語を話せなかった | ひまわりの情報が古い、医師が異動した | 受付で「英語ができる先生はいますか?」と確認。いなければAMDAの電話通訳を利用。 |
よくある質問
Q:保険なしだと診察費用はいくらかかる?
A: クリニックの初診料で3,000〜5,000円。血液検査込みで8,000〜15,000円。救急外来は20,000〜50,000円。聖路加のような国際病院は高め。受付で費用を先に確認するのがベスト。
Q:当日予約はできる?
A: クリニックなら午前中に電話すればOKなことが多い。病院は通常1〜7日前の予約。当日の急ぎなら、東京メディカル外科クリニックや六本木・新宿のウォークインクリニックが確実。
Q:日本語がまったく話せなくても受診できる?
A: できる。AMDA(03-6233-9266)に電話すれば受診中の電話通訳をしてくれる。ひまわり(03-5285-8185)の緊急医療通訳サービスもある。Google翻訳の会話モードも医療用語に意外と強い。
Q:外国のクレジットカードは使える?
A: 大病院はVisa/Mastercard対応が多い。小規模クリニックは現金のみが大半。念のため10,000〜20,000円の現金を持参。日本での支払いについては決済方法ガイドを参照。
Q:専門医(皮膚科・歯科・整形外科)を探したい
A: ひまわりのオンライン検索で診療科目と言語で絞り込み。歯科はGoogleマップで「歯科 english」+地域名。AMDAも専門医のマッチングに対応。
関連ガイド
- 観光客向け・病院受診の完全ガイド — 受診プロセスの詳しい流れ
- 緊急時の対応方法 — 緊急電話番号、救急車、災害対策
- 薬局の利用方法 — 処方箋の受け取りと市販薬の購入
- トラブル対応ハブ — あらゆるトラブル対応の総合ガイド
- 日本の決済方法 — 病院での支払い方法(現金・カード・IC)