F I N A N C E
日本から海外送金する方法(2026年版)
Wise・銀行送金・SBI Remit・Revolutの手数料・レート・速度を実データで比較。最安の送金方法を解説。
すぐわかるポイント
- この記事は日本在住者向けです。旅行者が日本から海外送金する場面はまれ。
- 日本で現金が必要ならセブンイレブンATMガイドを。
- 少額ならWise(wise.com)が日本の口座なしでも使えます。
- ほとんどの場合Wiseが最安。 手数料0.4〜1.5%、中間為替レート(隠れコストなし)、1〜2営業日で着金。パスポート+住所証明でオンライン登録。
- 銀行の海外送金は使うな。 手数料¥3,000〜¥7,500+為替レート1〜2%上乗せ+中継銀行手数料。50万円送ると1万円以上損する。
- フィリピン・ベトナム・インドネシア向け? SBI Remitが強い。現金受取対応、アジア向けレートが有利。
- 100万円以上の送金は追加書類が必要(マネロン対策)。余裕を持って手続きを。
この記事でわかること
✅ できるようになること
- 日本から最安コストで海外送金する
- サービスを比較して最適な方法を選ぶ(Wise、銀行、SBI Remit、Revolut)
- 100万円以上の大口送金をコンプライアンス問題なく処理する
⏱️ セットアップ時間: 10〜15分(Wise)/ 30分(銀行窓口)
💰 10万円送金時のコスト比較:
- Wise:約¥600〜¥1,500
- 銀行:約¥5,000〜¥10,000(手数料+レート上乗せ)
- PayPal:約¥4,000〜¥5,000
⚠️ 注意点:
- 銀行の「手数料無料」は為替レートにコストが隠れている
- PayPalの為替レートは3〜4%上乗せ
- 100万円以上の送金は追加書類が必要
多くの人が見落とすコスト
銀行は「手数料が安い」「手数料無料」と宣伝します。でも本当のコストは為替レートの上乗せに隠れています。
例:Google表示のUSD/JPYレートが150.00円。銀行のレートは148.50円。この1.50円の差は1%の隠れ手数料です。50万円送ると¥5,000のロス。さらに公式手数料¥3,000〜¥7,500が乗ります。
Wiseは中間レート(Googleと同じレート)を使用。 上乗せなし。表示された手数料だけが実際のコスト。
サービス比較
10万円をUSDで送った場合
| サービス | 送金手数料 | 為替レート | 実質コスト | 速度 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Wise | 約¥600 | 中間レート | 約¥600 | 1〜2営業日 | ほぼ全通貨・全員向け |
| SBI Remit | ¥480〜¥1,480 | やや上乗せ | 約¥1,000〜¥2,000 | 1〜3営業日 | フィリピン・ベトナム、現金受取 |
| Revolut | ¥0(平日・限度内) | 中間レート | 約¥0(制限あり) | 即時〜1日 | 少額・平日の送金 |
| 銀行窓口(MUFG等) | ¥3,000〜¥7,500 | 1〜2%上乗せ | 約¥5,000〜¥10,000 | 2〜5営業日 | 住宅ローン、法的送金 |
| PayPal | ¥0〜¥499 | 3〜4%上乗せ | 約¥3,500〜¥4,500 | 1〜3営業日 | 相手がPayPalしか持ってない場合 |
| Western Union | ¥1,000〜¥5,000 | 1〜3%上乗せ | 約¥3,000〜¥8,000 | 数分〜1日 | 現金受取、銀行口座なしの相手 |
結論: ほとんどの人はWise一択。少額頻回ならRevolut。アジア向け現金受取ならSBI Remit。
Wise:ほぼ全員にベストな選択
Wiseの強み
- Googleと同じ中間為替レートを使用——上乗せなし
- 手数料は事前に明示(通常0.4〜1.5%)
- 140ヶ国以上に送金可能
- 1〜2営業日で着金
- マルチカレンシーデビットカードあり(海外旅行・オンライン買い物に便利)
Wiseの登録手順(日本で)
- wise.comでアカウント作成
- 本人確認: パスポート+日本の住所証明(公共料金の請求書 or 在留カード)をアップロード
- 日本の銀行口座を登録(送金元として)
- 送金: 金額入力 → 通貨選択 → 確認 → 日本の口座から振込
- 完了。 Wiseアプリで配送状況を追跡。
本人確認は1〜2営業日。 送金が必要になる前にアカウントを作っておくこと。
送金手数料の目安(10万円送金時)
| 送金先 | 手数料 | 着金額の目安 | 速度 |
|---|---|---|---|
| USD(アメリカ) | 約¥600 | 約$664 | 1〜2日 |
| EUR(ヨーロッパ) | 約¥700 | 約€610 | 1日 |
| GBP(イギリス) | 約¥600 | 約£520 | 1日 |
| PHP(フィリピン) | 約¥800 | 約₱37,000 | 1日 |
| INR(インド) | 約¥550 | 約₹56,000 | 1日 |
2026年2月時点のレート。最新はwise.comで確認。
銀行の海外送金:高いが必要な場面も
銀行送金が必要なケース
- 海外の住宅ローン支払い
- 法的な支払い・政府への送金
- 相手がSWIFT送金を指定
- Wiseが対応していない国
銀行窓口での手順
- 通帳、キャッシュカード、マイナンバー通知書、パスポートを持参
- 海外送金依頼書を記入
- 記入内容:受取人の銀行名、SWIFT/BICコード、口座番号(EUはIBAN)、受取人氏名・住所
- 送金目的を記入(例:「家族への生活費」「自己資金の移動」)
- 手数料支払い(¥3,000〜¥7,500)
- 2〜5営業日で着金
窓口での言い方: 「海外送金をしたいのですが」
銀行手数料比較
| 銀行 | 手数料 | 備考 |
|---|---|---|
| 三菱UFJ | ¥3,000〜¥7,500 | 方法と送金先による |
| 三井住友 | ¥3,500〜¥6,500 | オンラインやや安い |
| みずほ | ¥3,500〜¥5,500 | 窓口が基本 |
| ゆうちょ | ¥2,500〜¥4,000 | 最安だが対応国が限定的 |
| 新生銀行 | ¥2,000〜¥4,000 | GoRemitサービスあり |
注意: これに為替レート上乗せ(1〜2%)と中継銀行手数料($10〜$25が受取額から差し引かれる)が加算。
SBI Remit:アジア向け最強
フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイ、ブラジルへの送金に強い。現金受取対応(受取人に銀行口座不要)。
- 手数料:¥480〜¥1,480
- 速度:現金受取なら10分、銀行入金は1〜3日
- 登録:コンビニのセブン銀行ATMまたはオンライン
- サイト:sbiremit.co.jp
こんな人に最適: 東南アジアの家族に送金。特に相手に銀行口座がない場合。
Revolut:少額・頻回送金向け
平日のマーケット時間なら無料で為替交換(月額制限あり)。
- 少額の定期送金に便利
- Revolutカードで海外支払いも
- 複数通貨を保持可能
制限:
- 無料交換の月額上限あり(Standardプラン:月約¥150,000)
- 週末送金は0.5〜1%の上乗せ
- 大口送金は追加認証が必要
- 日本のサービスはまだ拡張中
100万円以上の送金:追加ルール
マネーロンダリング対策法により、100万円以上の送金には追加書類が求められます。
想定される対応:
- 資金の出所の証明(給与明細、確定申告書)
- 送金目的の書面
- 処理に追加3〜7営業日
- 銀行窓口への来店が必要な場合あり
やってはいけないこと: 100万円未満に分割して複数回送金。これは「ストラクチャリング」と呼ばれ、それ自体が違法です。全額を一度に送り、書類を提出しましょう。
税務メモ: 日本で稼いだ貯金を本国に送金すること自体は、日本では原則非課税。ただし受取国で課税される可能性あり。大口・定期送金は税理士に相談を。
うまくいかない時
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 送金が止まった・遅延 | コンプライアンスチェック or 中継銀行の遅延 | サービスのサポートに連絡。銀行の場合は支店に直接電話。送金受付書を準備。 |
| 受取額が想定より少ない | 中継銀行が手数料を差し引いた | 銀行送金でよくある。今後はWiseに切り替えれば中継手数料なし。 |
| Wiseの本人確認が通らない | 書類の不一致 or 写真が不鮮明 | より鮮明な写真を再アップロード。氏名がパスポートと完全一致していることを確認。 |
| 銀行が送金を拒否 | 書類不足 or 不審なパターン | 送金目的を明確に説明。裏付け書類を持参。何が不足か確認。 |
| 100万円超で質問が多い | AMLコンプライアンス | 正常な手続き。資金源の証明書類を提出。分割送金はしない。 |
よくある質問
Q: 最安の送金方法は?
A: ほぼ全通貨でWise。手数料0.4〜1.5%+中間レート。少額の平日送金ならRevolutが無料の場合も。銀行は最も高い。
Q: 日本の銀行口座なしで送金できる?
A: Wiseはデビットカードからの入金にも対応。SBI Remitはコンビニ(セブン銀行ATM)で入金可能。銀行の海外送金は日本の口座が必要。
Q: 着金まで何日かかる?
A: Wise:1〜2営業日。銀行:2〜5営業日。Western Union / SBI Remitの現金受取:数分〜1日。
Q: 海外送金は税務申告が必要?
A: 自分のお金を送る行為は日本では原則非課税。ただし100万円以上の送金は自動的に当局に報告される。領収書は保管を。受取国の申告義務は各自確認。大口・定期送金は税理士に相談。
Q: 暗号通貨での送金は?
A: ビットコインやステーブルコイン(USDC, USDT)を使う人もいますが、日本では暗号資産の利益は**最大55%**の課税(雑所得)。税務の複雑さがスピードのメリットを上回ることがほとんど。既に暗号資産に詳しい人以外はWiseで十分。
関連ガイド
- 銀行口座の開設 — ほとんどの送金サービスに必要
- 公共料金の支払い — 日本での定期支払い
- 決済方法 — 日本での日常のお金の使い方
- 確定申告 — 海外送金の税務上の影響
- コンビニATM — 海外カードで現金引出し