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自由席と指定席の選び方
新幹線の自由席・指定席・グリーン車の違い、料金差、繁忙期の注意点を解説します。
すぐわかるポイント
- 指定席(していせき)は特定の列車・座席が保証されます。東海道新幹線では自由席より約**¥530高い**です。
- 自由席(じゆうせき)は当日の同じ区間であれば好きな列車に乗れます。のぞみは1〜3号車、ひかりは1〜5号車が自由席。満席なら立ち乗りになります。
- 繁忙期は指定席を選ぶ:GW・お盆・年末年始・金曜夕方・日曜夕方は自由席が満席になります。
- 自由席が向いている場面:平日オフピーク時、スケジュールが流動的な時、こだま利用時。
- グリーン車は新幹線のファーストクラス。広い座席、静かな環境。指定席より約**¥5,000〜¥6,000高い**。常に全席指定。
指定席とは
指定席(していせき)は、特定の列車の特定の座席が保証される切符です。切符には列車番号・号車・座席番号・出発時刻が記載されます。
切符に記載された列車に乗る必要があります。乗り遅れた場合、通常料金の切符であれば同日の後続列車の自由席に乗車できます(割引切符は条件が異なります)。
東海道新幹線(東京〜大阪区間)では、のぞみ号は4〜16号車、ひかり号は4〜16号車が指定席です。指定席の車両数は自由席より圧倒的に多いです。
自由席とは
自由席(じゆうせき)は座席指定がない切符です。列車に乗車し、自由席車両の空いている席に座ります。満席の場合は通路やデッキに立つことになります。
東海道新幹線の自由席車両:
- のぞみ:1〜3号車(16両中3両)
- ひかり:1〜5号車(16両中5両)
- こだま:1〜5号車、13〜15号車(16両中8両)
切符は同日の同区間であればどの列車にも乗れます。特定の出発時刻に縛られないため、スケジュール変更に柔軟に対応できます。
料金差
東海道新幹線での指定席の追加料金は比較的小さいです:
| 区間 | 自由席 | 指定席 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 東京→京都 | ¥13,640 | ¥14,170 | +¥530 |
| 東京→新大阪 | ¥14,190 | ¥14,720 | +¥530 |
| 東京→名古屋 | ¥10,770 | ¥11,300 | +¥530 |
繁忙期(GW・お盆・年末年始)は指定席料金がさらに¥200増。閑散期は¥200割引になる場合があります。
¥530の追加で確実に座れる安心感が得られます。ほとんどの旅行者には指定席がおすすめです。
自由席が危険な時期
以下の期間は自由席が満席になることがあります:
- ゴールデンウィーク(4月末〜5月初旬)
- お盆(8月中旬)
- 年末年始(12月28日〜1月3日)
- 金曜夕方(東京発、17:00〜20:00)
- 日曜夕方(東京方面戻り、16:00〜20:00)
- 三連休(連休) — 出発日と帰着日の両方
繁忙期には、2時間以上の全行程を立ったまま過ごすことになります。荷物が多い場合や、子ども・高齢者と一緒の場合は特につらいです。指定席を予約しましょう。
自由席がうまくいく場面
以下の場面では自由席が有効です:
- 平日オフピーク(火〜木、午前中や昼過ぎ)。空席が十分あります。
- こだま号。自由席が16両中8両あり、各駅停車のため比較的空いています。
- スケジュールが不確実な時。 30分早い列車や遅い列車に変更できる柔軟性があります。
- 短距離移動(東京→名古屋、約1時間40分など)。立っていても耐えられます。
座れる確率を上げるコツ
やや混雑する時間帯に自由席を利用する場合:
- 出発15〜20分前にホームで並ぶ。 自由席車両のドア位置に列がホーム上のマークで示されています。
- 始発駅から乗る。 東京駅や新大阪駅など、列車が始発する駅では車内が空の状態で乗車できます。
- のぞみよりひかりを選ぶ。 ひかりは自由席が5両(のぞみは3両)あり、全体的に混雑度も低めです。
- オフピークの時間帯を狙う。 6:00〜7:00発や20:00以降は比較的空いています。
グリーン車(ファーストクラス)
グリーン車(グリーンしゃ)は新幹線のファーストクラスにあたります。常に全席指定で、自由席のグリーン車はありません。
グリーン車のメリット
- 広い座席とゆとりある足元(2+2配列、普通車は3+2)
- 大きくリクライニングするシート
- 静かな環境 — 乗客が少なく、ビジネス利用者が多い
- フットレストと可動式アームレスト
- 全席に電源コンセント(普通車指定席にもある列車が多い)
- 一部列車では専任アテンダントによるドリンクサービス
グリーン車の料金
| 区間 | 普通車指定席 | グリーン車 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 東京→京都 | ¥14,170 | ¥19,590 | +¥5,420 |
| 東京→新大阪 | ¥14,720 | ¥20,150 | +¥5,430 |
| 東京→名古屋 | ¥11,300 | ¥15,270 | +¥3,970 |
東海道新幹線のぞみ号では8・9・10号車がグリーン車です。一部列車では8号車が「サイレンスカー」(通話・大声の会話を控える車両)に指定されています。
グリーン車は価値がある?
- おすすめ:静かに過ごしたい、快適さを重視する、長距離移動(東京→広島、4時間以上)の場合。
- おすすめ:繁忙期で普通車が混雑する時期。
- 短距離ならやや割高:東京→名古屋(1時間40分)程度なら、座ってすぐ到着します。
ホームでの自由席車両の見つけ方
すべての新幹線ホームに号車位置案内が掲示されています。各号車がホームのどの位置に停車するか表示されており、自由席(自由席)の表記があります。
ポイント:
- のぞみなら1・2・3号車、ひかりなら1〜5号車の位置を探す。
- 列車到着前にホーム上の乗車位置マークに並ぶ。
- ホームの電光掲示板で次の列車の発車時刻と種別(のぞみ・ひかり・こだま)を確認。
立ち乗りについて
自由席が満席の場合は以下の場所に立つことができます:
- デッキ(車両間のドア付近スペース)
- 自由席車両の通路(ただし他の乗客の通行を妨げます)
指定席車両に指定券なしで立つことはできません。車掌が定期的に切符を確認しています。
立ち乗り専用の切符はありません。自由席切符で乗車し、座れなければ立つ形です。
うまくいかない時
指定された座席に他の人が座っている
切符を見せて丁寧に伝えてください。相手が座席を間違えている可能性があります。トラブルになった場合は車掌(しゃしょう)に声をかけてください。切符に記載された座席はあなたの権利です。
乗車後に自由席から指定席に変更したい
乗車中の変更は基本的にできません。次の停車駅で新たに指定席券を購入する必要があります。事前の計画をおすすめします。
乗りたい列車の指定席が満席
自由席に切り替えてどの列車にも乗れるようにするか、SmartEXでひかり号の空席を確認してください。ひかりはのぞみより空いていることが多いです。
大きな荷物がある
最後尾の座席を予約してください。東海道新幹線では特大荷物スペース(各号車最後尾の座席の後ろ)の利用に予約が必要です。SmartEXまたは窓口で「特大荷物スペースつき座席」を選択してください。対象は1・4・7・11号車など。
チケットの購入方法については新幹線チケットの買い方をご覧ください。