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東京のゴミ出し・分別ルール完全ガイド:曜日、ペットボトル、粗大ゴミの出し方
燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミの分別、ペットボトルの正しい出し方、粗大ゴミの予約手順、ゴミカレンダーの入手方法を徹底解説。
すぐわかるポイント
- この記事は日本在住の外国人向けです。旅行者はホテルのゴミ箱をご利用ください。
- 日本は街中にゴミ箱が少ない。 コンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミマ)のゴミ箱が最も頼りになる。ペットボトル・缶・燃えるゴミの分別は公共のゴミ箱でも必要。
- Airbnb利用者:ホストが建物のゴミ出しルールを案内するので、それに従うこと。
- 基本3分類: 燃えるゴミ(週2〜3回)、燃えないゴミ(月1〜2回)、資源ゴミ(週1回)。区によって曜日が違う。
- 収集日の朝8時までに透明・半透明袋で指定場所に出す。曜日を間違えるとゴミが放置される+近隣トラブルの原因。
- ペットボトル: すすぐ → キャップを外す → ラベルをはがす → つぶす。キャップとラベルは「プラ」へ。ボトル本体は「ペットボトル」へ。外国人が最も間違える分別。
- 粗大ゴミ(30cm以上): 区の受付センターに電話/ネット予約 → コンビニで処理券(¥400〜¥2,800)購入 → 収集日に指定場所へ。
- テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは粗大ゴミ不可。家電リサイクル法による特別回収が必要。
この記事でわかること
✅ できるようになること:
- ゴミを正しく分別できるようになる
- 区のゴミカレンダーの入手方法と読み方を理解する
- 粗大ゴミを正しく処分できる
- 近隣トラブルになる失敗を避ける
⏱️ 所要時間: 毎日5分(慣れれば)
💰 費用: 有料指定袋 1枚¥10〜¥80(区による)。粗大ゴミ処理券 ¥400〜¥2,800/点。
⚠️ 注意点:
- 曜日を間違えるとゴミが回収されない+カラスに荒らされる
- キャップ付きのペットボトルは回収拒否
- ピザの箱を「古紙」に出すのはNG(油汚れ=燃えるゴミ)
- ルール違反は管理人→大家に報告される
なぜ東京のゴミルールは厳しいのか
日本の家庭ゴミの約70%は焼却処理。正しい分別が焼却効率とリサイクル率を左右する。
東京には場所がない。日本の残余埋立容量は現在のペースであと約20年。だからゴミの分別は「お願い」ではなく「義務」として運用されている。
家庭ゴミの約70%は焼却(灰を埋立)、約20%がリサイクル。分別が正しくないとリサイクルが汚染され、処理コストが上がり、最終的に税金に跳ね返る。
東京23区は区ごとにルールが違う。 新宿区と渋谷区で分別ルールが違う。世田谷区と港区も違う。引越し後の最初のタスク:区のゴミカレンダーを入手すること。
基本の分別カテゴリ
燃えるゴミ(可燃ごみ)
収集頻度: 週2〜3回(多くの区で月・木、または火・金)
入れるもの:
- 生ゴミ(水をよく切ること)
- 紙くず、ティッシュ、ペーパータオル
- 衣類・布(少量)
- 革製品
- ゴム、ビニール製品
- 紙おむつ(汚物は取り除く)
- 食用油(紙に吸わせるか凝固剤を使う)
- ピザの箱(油で汚れた紙=古紙ではなく燃えるゴミ)
- タバコの吸い殻
袋: 透明・半透明の袋。渋谷区や世田谷区など一部の区では有料指定袋(有料指定袋)の使用が義務。指定袋は大(40L)約¥80、小(5L)約¥10。コンビニやスーパーで購入可。
燃えないゴミ(不燃ごみ)
収集頻度: 月1〜2回(カレンダー確認必須 — 忘れやすい)
入れるもの:
- 陶器(割れた皿、植木鉢)
- ガラス(コップ、鏡 — ※びんは資源ゴミ)
- 金属(鍋、フライパン、カトラリー、ハンガー)
- 小型家電(ドライヤー、アイロン、電気シェーバー)
- 電球(※蛍光灯は有害ゴミ)
- ライター(ガスを使い切ること)
- 傘
袋: 透明・半透明。割れたガラスや陶器は紙に包んで**「キケン」**と記入する。
資源ゴミ
収集頻度: 通常週1回。区によっては種類ごとに曜日が分かれる。
ペットボトル:
- 中をすすぐ
- キャップを外す → **「プラ」**に入れる
- ラベルをはがす → **「プラ」**に入れる
- ボトルをつぶす
- ボトル本体は「ペットボトル」の回収へ
缶:
- 中をすすぐ
- アルミ缶・スチール缶は通常一緒でOK
- つぶさない(つぶさないよう指定する区もある)
びん:
- 中をすすぐ
- キャップを外す
- 色分けが必要な区もある(透明、茶色、その他)
古紙(新聞・雑誌・段ボール):
- 紐で束ねて出す
- 段ボールは畳んで紐で縛る
- 濡れた紙はリサイクル不可
プラスチック製容器包装(プラ):
- 食品容器(洗ったもの)
- ラップ
- ペットボトルのキャップとラベル
- 発泡スチロールトレイ(洗ったもの)
- パッケージにプラマークがあるものが対象
有害ゴミ
収集頻度: 区による。燃えないゴミと同日に別袋で出す場合が多い。
- 蛍光灯
- 乾電池(端子にテープを貼る)
- 水銀体温計
- スプレー缶(中身を使い切る。穴を開けない — ルールが変わった)
ゴミカレンダーの入手方法
ゴミカレンダーは部屋で最も重要な書類。冷蔵庫に貼っておくこと。
入手先
- 入居時: 大家または管理会社からもらえるはず。もらっていなければ**「ゴミのカレンダーをもらえますか?」**と聞く。
- 区のウェブサイト: 「[区名] ゴミ カレンダー」で検索。多くの区が英語版PDFも用意。
- 区のアプリ: 「[区名] ゴミ分別アプリ」で検索。新宿区、渋谷区、港区、世田谷区などはアプリがある。収集日の朝にプッシュ通知が届く。
- 区役所の窓口: 直接行けば外国語ガイドがもらえる場合もある。
カレンダーの読み方
色分けが一般的:
- 赤/オレンジ = 燃えるゴミ
- 青 = 燃えないゴミ
- 緑/黄 = 資源ゴミ
- 特殊マーク = 有害ゴミ、収集休止(祝日)
GW・お盆・年末年始: 収集スケジュールが変更になる。カレンダーに変更が載っているので必ず確認。通常の曜日と思い込んで出すと回収されない。
ペットボトルの罠:外国人の失敗No.1
最も多い分別ミス。簡単なようで全員がつまずく:
❌ 間違った方法
キャップとラベルをつけたまま、ペットボトルごと資源ゴミに出す。
✅ 正しい方法
- 中をすすぐ(ざっとでOK。完璧に洗う必要なし)
- キャップを外す → **「プラ」**の袋へ
- ラベルをはがす → **「プラ」**の袋へ
- ボトルをつぶす
- ボトル本体だけを「ペットボトル」の回収に出す
理由: PETボトル本体(PET)、キャップ(ポリプロピレン)、ラベル(プラスチックフィルム)は異なる素材。混ぜるとリサイクルが汚染される。
判別方法: ボトルに♻️ PETマーク(リサイクル三角の中に1)があればペットボトル回収。なければ(シャンプーボトルなど)「プラ」に分別。
粗大ゴミの出し方
30cm以上のものは粗大ゴミとして申し込みが必要。通常のゴミの日に出してはいけない。
粗大ゴミの対象
- 家具(椅子、テーブル、本棚、机)
- マットレス、布団
- 自転車
- スーツケース
- 電子レンジ、ヒーター
- カーペット、ラグ
- ゴルフクラブ、スキー用品
手順
ステップ1: 予約する。区の粗大ゴミ受付センターに電話またはオンラインで申し込む。
- 電話: 「[区名] 粗大ゴミ 受付」で検索
- オンライン: 「[区名] 粗大ごみ インターネット受付」で検索
- 捨てるものを伝えると、料金と収集日を教えてもらえる
ステップ2: 粗大ごみ処理券をコンビニ(セブン-イレブン、ローソン、ファミマ)か区役所で購入。
- ¥400〜¥2,800(品目のサイズによる)
- 一般的な価格帯:小¥400、中¥800、大¥1,200、特大¥2,800
- 処理券に受付番号か名前を記入
ステップ3: 処理券を品物に貼る。収集日の朝8時までに指定場所に出す。
待ち時間: 通常1〜3週間。引越しシーズン(3〜4月)は4週間以上かかることも。早めに予約。
粗大ゴミとして出せないもの
家電リサイクル法の対象4品目:
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン
処分方法:
- 購入した販売店に引取りを依頼(法律上の引取義務あり)
- 販売店が不明な場合は区のリサイクル窓口に問い合わせ
- リサイクル料金(¥1,000〜¥5,000)+収集運搬料がかかる
- 自分で指定引取場所に持ち込めば収集運搬料を節約可能
その他: パソコン(メーカーまたはPC3R.jpで無料回収申込)、カーバッテリー、タイヤ、消火器、プロパンガスボンベも通常ゴミ不可。
よくある失敗と対策
失敗1:曜日を間違える
結果: ゴミ収集車が回収しない。カラスが袋を破く。一日中放置。管理人が大家に報告。大家から注意される。
対策: カレンダーを確認。スマホにリマインダー設定。区のゴミアプリをダウンロード。
失敗2:前夜にゴミを出す
結果: 夜間にカラスや猫が荒らす。朝にはさらに悲惨な状態。
対策: 収集日の朝に出す(8時まで)。前夜に出すのは多くの区で明確に禁止。
失敗3:不透明な袋を使う
結果: 多くの区は中身が見える透明・半透明袋を要求。黒い袋は回収拒否されることがある。
対策: 透明・半透明袋をコンビニや100均で購入。有料指定袋の区は公式袋のみ使用。
失敗4:リサイクル可能な紙を燃えるゴミに出す
結果: リサイクルできる紙が焼却される。資源の無駄。
対策: 新聞、雑誌、段ボール、きれいな紙は資源ゴミ(紐で束ねる)。汚れた紙(食べ物の油がついたもの、濡れたもの)だけが燃えるゴミ。
失敗5:生ゴミの水を切らない
結果: 袋が重く、漏れやすく、臭くなる。焼却効率も低下。
対策: 生ゴミは水をよく切ってから袋に入れる。三角コーナーネット(100均で売っている)を活用。
コンビニゴミ箱の活用と注意
コンビニにはゴミ箱がある — 通常は店外か入口付近。本来はその店で買った商品のゴミ用。実際には少量の個人ゴミにも使われている。
許容範囲:
- 今買ったペットボトルや缶を捨てる
- 少量の外出先ゴミ
NGなこと:
- 家庭ゴミの袋をコンビニに持ち込んで捨てる
- コンビニのゴミ箱を自宅のゴミ箱代わりにする
この乱用が原因で、屋外ゴミ箱を撤去するコンビニや、店内に移設して監視するコンビニが増えている。
24時間ゴミ出し可能な物件
一部のマンションには24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場がある。
- いつでもゴミを出せる(収集日の朝に限らない)
- 分別は通常どおり必要
- 管理人が曜日に合わせて路上に出してくれる
生活の質が劇的に変わる。 物件探しの時に必ず確認:「24時間ゴミ出しできますか?」
この設備がある物件は管理費がやや高い(管理費にサービス料が含まれる)が、不規則な勤務時間や出張が多い人には毎円の価値がある。
うまくいかない時
| 症状 | 原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| ゴミが回収されなかった | 曜日違い、分別ミス、袋の種類が違う | カレンダーを確認。分別し直して次の正しい収集日に出す。 |
| 管理人からドアにメモが貼られた | 分別・スケジュールのルール違反 | 謝罪する。ルールを確認。「すみません、正しい出し方を教えてください」と聞く。 |
| カラスにゴミ袋を荒らされた | 前夜に出した、またはカラスネットがない | 朝に出す。カラスネット(黄色い網)が集積場にあれば使う。袋はしっかり縛る。 |
| 何ゴミかわからないものがある | 分別ルールが複雑 | 区のゴミ分別アプリかサイトで検索。「[区名] ゴミ分別 [品目名]」。迷ったら燃えるゴミに入れる。 |
| 収集日まで待てないゴミがある | タイミングの問題 | 次の収集日まで室内保管。粗大ゴミは受付センターに予約。区によっては持込可能な処理施設がある。 |
よくある質問
Q: 分別を間違えるとどうなる?
A: 回収されずに残される。黄色いステッカーで理由が書かれることもある。管理人に苦情が行く場合もある。繰り返すと区から警告が届く。最悪のケースでは建物全体の回収が拒否される — 全住民に迷惑がかかる。
Q: 指定ゴミ袋は買う必要がある?
A: 区による。23区の一部は有料指定袋(燃えるゴミ用)を義務化。その他の区は透明・半透明袋でOK。自分の区のルールを確認すること。指定袋はコンビニやスーパーで販売。
Q: 布団やマットレスの捨て方は?
A: 粗大ゴミ扱い。区の粗大ゴミ受付センターに予約 → 処理券購入(通常¥400〜¥1,200) → 収集日に指定場所に出す。布団を小さく切って燃えるゴミの袋に入れる方法もある(ほとんどの区で認められているが事前確認を)。
Q: 家電製品は普通のゴミで出せる?
A: 小型家電(ドライヤー、電気シェーバー、目覚まし時計)は燃えないゴミ。ただし「4品目」 — テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン — は家電リサイクル法により特別回収が必要。パソコンはメーカーまたはPC3R.jpで無料回収。
Q: 引越しで大量のゴミが出る。どうすればいい?
A: 早めに動く — 粗大ゴミの予約は1〜4週間かかる。大量処分なら不用品回収業者を検討。1回で全部引き取ってくれる。費用は¥10,000〜¥50,000+(量による)。複数業者で見積りを取ること。異常に安い業者は不法投棄のリスクあり。
関連ガイド
- ライフラインの開設 — 電気・ガス・水道の手続き
- 区役所での住所登録 — 登録した区でゴミルールが決まる
- 料金の支払い方法 — 粗大ゴミ処理券のコンビニ購入など
- 賃貸物件の探し方 — ゴミ出し環境も物件選びのポイント
- 日本の決済方法 — コンビニでの処理券購入に対応
まとめ
- 区のゴミカレンダーを今すぐ入手 — 引越し後に最初にやるべきこと。アプリがあればダウンロード。
- ペットボトルの分別をマスター — すすぐ、キャップ外す、ラベルはがす、つぶす、別々に出す。全員がやる間違い。
- 曜日を絶対に間違えない — 近隣トラブルと大家からの注意を受ける最速の方法。
次のステップ: 今すぐ「[区名] ゴミ カレンダー」で検索。ブックマーク。スマホに収集日のリマインダーを設定。分別がわからないものは区のゴミ分別アプリで検索 — ほぼすべての品目に対応。